そんな0、1歳児の部屋の横には調理室があり、子どもたちは窓から調理の様子をのぞくことができる。

 「食育」「木育」は、「森のようちえん」と共にこの保育園が中心に据えているコンセプトだ。調理師の中にはマクロビオティックの有資格者もおり、日によってメインメニューを豚、鶏、魚など以外にも月の半分ほどは野菜のみで構成されている。


もあな保育園の奥にある調理室は、子どもたちの部屋と窓越しにつながってる。「いい匂いがしてくると、子どもたちが近寄っていくんですよ」

 「オーガニック食材、発酵食材なども積極的に取り入れています。経費を考えたら採算が合わないですが、子どもたちのことを考えれば当たり前のこと。NPOとして社会的還元をしていくという本来の役割を考えれば、未来を担う人材となる源の基礎的な時期を大事にしてあげたいですよね。食育や木育も、子どもたちが今後育っていく上で重要なことなんです」


オリジナルのオーガニックトートバッグは通園用。ワッペンを貼ったり、イラストを描いたり、愛用している様子が伺える

 関山さんの自然活動の経験やネットワークを生かし、こうした保育園の趣旨に賛同してくれる木材業者やアウトドア商品系企業などと協力して、天然木材の壁材や玩具、オーガニックのトートバックや帽子などを一緒に作り上げてきた。

保護者のニーズに合わせて成長する園

 横浜市保育室であるもあな保育園は、生後6カ月~3歳まで。横浜保育室の規定に則り、週4日4時間以上の就労をしている保護者が利用できる。保育料も規定により月額上限5万8100円(今年度参考)で、収入によって利用料助成金額が異なる。0、1歳児が約10人ずつ、2歳児が約15人おり、保育士を含む15名ほどのスタッフが保育にあたっている。

 めーぷるキッズは、3~5歳児を対象にしており多くの子どもがもあな保育園の卒園生。こちらは認可外保育所のため就労証明は必要ない。預け時間によって金額が異なるが、例えば午前8時~午後6時まで10時間利用を週5日の場合(給食あり)5万6000円(今年度参考)。各年齢約15人ずつおり、3歳児に3人、4~5歳児あわせて4人の保育士がついている。これは、認可園などよりも多めの配置だ。めーぷるキッズは、週に2日は散歩先の公園におにぎりなどランチを持っていって食べている。平日は7時半~20時まで、土曜も7時半~15時半まで開園している。