5月の第2日曜日は母の日。日経DUALでは、日本経済新聞の土曜日朝刊に入って一緒に届く「日経プラスワン」と共同で「母の日」に関するアンケートを行いました。

 日経DUALではDUAL登録会員の方々から届いた「母に教わって感謝していること」を紹介します。テーマは「働く母から教わったこと」です。

自立することの大切さを母は教えてくれました

 「生後2カ月から保育園に預けられましたが、母の働く姿を見て育ち、女性も定年まで働くのが普通だと思っていました。母はよく『いつ離婚や事故で生活が困るか分からない。女も働いて自分で生きていけるようじゃないと』と話していました。結婚し子どもも2人できましたが、おかげで仕事を辞めることはみじんも考えたことがありません」(千葉県の女性、30歳)

 「働く母親の姿を、私に刷り込んでくれたことに感謝しています。母が私を置いて働きに行くことを寂しく思ったことがない、とは言わないけれど、今、自分が同じ立場になって、あのときの母ができたのだから、と励みになっている部分が少なからずあります」(東京都の女性、41歳)

 「たとえ結婚しても自分で毎日の糧を得ること。経済的な基盤が自由をもたらすこと(女性の生き方の選択肢を増やす)。子育てをしながら働くのが大変なのは当たり前だということ。働き続けるという意識が大事だということ──小さいころからこれらを刷り込んでおいてくれたお陰で、当たり前に働き続けています」(東京都の女性、43歳)

 子育てをしながら働き続ける母親の姿を見て育った人の中には、「働くのが当然」と思うようになった人も多いようです。

 「母親でありながら働き続けることの大切さを教わりました。子ども達にも苦労はかけていますが、私もこのまま働く母の背中を見せ続けていきたいと思います」(千葉県の女性、32歳)

 「母から教わったのは、女性も働くこと、働き続けることです。女だから、結婚したから、子どもがいるからといって辞めないこと。『女も自立しなさい、仕事を辞めるのは簡単だから働けるなら働きなさい、やめたらもったいない』と、子育てしながら仕事していることに罪悪感を抱える私に言ってくれます」(東京都の女性、31歳)