4.振替はどの程度できるかを事前に確認

 予定とは違う日に残業しなければならなくなったり、子どもが体調不良で休んだ習い事の振替レッスンが入ったりと、様々な理由でレギュラー登録日とは違う曜日に利用を振り替える必要が出てくることもある。ただ、振り替えたい曜日が定員いっぱいの場合など、振替が難しいケースもあるので、事前に「他の曜日への振替は可能か(定員の都合で振り替えられない曜日はあるか)」、「月に何回までなら振替が可能か」など、それぞれの施設の決まりを確認しておくとよい。

5.親・学校・学童が連携を取れる体制ができているか

 学校と学童は分けて考えがちだが、学童のスタッフが迎えに来るまでの子どもの居場所の確保など、学校側の協力が必要なことも多い。学級閉鎖や台風などの悪天候による臨時休校といった場合にも、子どもが居場所をなくすことがないようにするには、日頃から学童のスタッフと学校が連絡を取り合える関係を築いておくことが重要。親・学校・学童の三者が協力して子どもの安全に配慮できるよう、学校との連携がどのようになっているかは確認しておきたい。

6.説明会情報は年長の秋からチェック

 公設学童の待機児童が多い、預かり時間が短いなど、エリアの特性によっては民間学童を利用する人が多く、定員が早い段階で埋まってしまうケースもある。定員数によっては、既に通っている子どもの弟・妹が申し込むと残り枠が少なくなってしまうこともあるので、民間学童を利用したい場合には保育園に通っている時期から、早めに動き出すことが重要だ。年長の9月頃から説明会や体験などの情報が公開されることが多いので、利用を検討している学童のウェブサイトはその時点で一度チェックしておくとよいだろう。

7.併用するなら、公設学童の制度・条件もチェック

 公設学童に待機児童が出ている自治体の場合、公設学童を申し込んでも民間の学童の利用や習い事などで欠席・早退する日が多いと「保育の必要度が低い」と見なされ、翌年以降の選考で不利になることも考えられる。公設学童も併用するつもりなら、公設学童の利用にあたっての条件(民間の学童利用や習い事などでの欠席・早退があっても問題ないか)も確認しておく必要がある。