大手塾に通い始めるのが遅ければその分、安めになります。大手塾の代わりに、個別塾や家庭教師にする、あるいは、大手塾にプラスして、個別塾や家庭教師を利用する場合は、ずっと高くなります。

「母塾」はタダより高い!?

(写真はイメージ、記事とは直接関係ありません)
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 それならいっそ、母親が自ら先生になる「母塾」を開講して月謝をタダにする!?

 …いやいや、タダほど高いものはありません。

 そのために思い余って退職してしまったら収入のほうが減ってしまいます。というかそもそも、勉強の面倒を見られるフリーの大人が家にいるっていうことのほうが塾代払うよりは贅沢ですよね。

 仮に元々の仕事がパートで、3年間については塾代とトントンだったとしても、その後スムーズに復職できるとは限りませんから。

 それに、母とはいっても子どもに勉強を教えるという状況になると、赤の他人より相性がいい保証はありません。双方エキサイトして変にこじれてしまうと、そのコスト、底なしです。

 さて、受験が済んだら、いよいよ中学校生活です。これまた費用は学校により様々なので、正確にはそれぞれの学校のHPなどで校納金を確認してみるとよいと思いますが、初年度100万、次からは80万とか? そんなに詳細に見てもしょうがないですね。入る学校は受験してみないと決まりませんし、それと、学校に直接納める費用以外にもいろいろかかるので、どのみち余裕を持たせておく必要があります。

 制服、かばん、体操着などの必要物品購入から始まって、定期代はもちろん、部活の費用、つきあいの費用なども公立中とは違ってきます。我が家でも、長男の中学生時代(公立)はお小遣いが月1000円でも問題なく、本をたまに買うくらいのものだったのですが、次男が私立中に入学したときはとてもそんなお小遣いではやれなくて、すぐに値上げをしています。部活帰りにみんなとコンビニに立ち寄る習慣があったら、それだけでも月に数千円飛んでいってしまいますからね。

 そういう費用は、必ずかかるものではなくて、なければないでもできるものです。母ランチ(母同士の付き合いでいくランチ)なども、行かなくたって問題ありませんし、また、学校で求められる寄付金なども、必ず払わなくてはいけないわけではありません。行くかどうか「任意」の短期海外留学なども、行かなければその分は不要になります。