気になるのは「真空」ではなくて、その味! 果たして?
真空ジュースミキサーは「ビタリエ」のようにヒーターが付いているわけではないので、ひたすら生ジュースやスムージーなどを作ってみることにしました。
まずはりんごとキウイ、小松菜を使ったスムージーです。りんご1個にキウイ1個、小松菜1房を2cm角程度に刻んで入れ、上から冷蔵庫で作った氷を入れます。氷は硬度の問題で市販のロックアイスは使えませんので注意してください。
真空ボタンを押して2分ほど待てば出来上がり。中には泡がほとんどなくて、口当たりがなめらかです。泡だらけにならないというのは、さすが真空の効果と感心させられます。私は酸味の効いたジュースが好きなので、レモン汁を少々加えるとさらに味が引き立っておいしく感じました。
グレープフルーツと少量のハチミツに氷を加えたスムージーも絶品でした。
さらに感動したのが「ガスパチョ」です。前回「ビタリエ」のレシピブックにあるものからパプリカ抜きの「ガスパチョもどき」を作ったのですが、そこそこの味に仕上がりました。とはいえ、やはり「泡を飲んでいる」という感じが否めませんでした。
今回は、実は冷蔵庫の奥にあった(笑)パプリカを使い、「ビタリエ」のレシピブックにあったガスパチョを真空ジュースミキサーで作ってみました。
調理後にロックを解除すると、白っぽいガスパチョが一気にトマトとパプリカの鮮やかな赤に変化するのが興味深いです。前回は野菜室の奥に潜んでいたパプリカを見つけることができなかったこともあり、赤色が薄かったのは確かです。しかし、それだけが原因ではない、「泡がないための色の濃さ」を感じました。
味はやはりパプリカの有無で変わってしまうので、どちらがおいしいかと評価するのはフェアではありませんが、口当たりについては圧倒的に真空ジュースミキサーのほうが良かったです。
その他、バナナと牛乳のスムージーも作ってみました。こちらは1人分がバナナ2本と牛乳100mlで、砂糖などは入れていません。バナナなども一般的なミキサーでは泡立ちやすくて苦手な食材ですが、真空状態で調理するためほとんど泡も立たずになめらかに出来上がりました。もうちょっと牛乳を加えてもよかったですね。バナナ2本と牛乳150mlに、少しガムシロップなどを加えるぐらいが適量かもしれません。