英語に関しては、オプションで英語教室を開講。「話せる英語」の習得を追求した英語学習カリキュラム「Grape SEED」に取り組む。他の部屋とは違うビビッドな色調で統一された「英語の部屋」では挨拶も会話もすべて英語で行い、読み書きの基礎力や聴く力、話す力を伸ばしていく。英語の時間以外でも、施設内にはネイティブ・スピーカーの先生がいるため、生活の中で英語を使う経験もできる。

オプションで英語教室を開講。「英語の部屋」では挨拶も会話もすべて英語で行い、読み書きの基礎力や聴く力、話す力を伸ばす
オプションで英語教室を開講。「英語の部屋」では挨拶も会話もすべて英語で行い、読み書きの基礎力や聴く力、話す力を伸ばす

多様なプログラムで「小1の壁」「小4の壁」を解消

 保育園から学童に切り替わる「小1の壁」と、多くの場合において公設の学童保育が利用できなくなる「小4の壁」を解消するプログラムを組んでいる点も、「クランテテ三田」の特色だ。株式会社GIビレッジ社長で学研塾ホールディングス取締役を務める秋谷俊之氏は「幼児クラスと学童保育を同じ施設の中に設置しているので、子どもたちは小学校進学後も幼児期から親しんでいる環境で放課後を過ごすことができる。幼小で継続した教育を受けることで、学習面においても高い効果が望める」と幼小一貫教育のメリットを説明する。

「クランテテ三田」の学童保育は小学6年生まで利用できるので、「小4の壁」と言われるように、4年生になった途端に子どもが放課後の居場所をなくす心配もない。「個別の学習指導・中学受験対策が受けられるエールプログラムを受講すれば、外部の塾に通わなくとも必要に応じた学習指導を受けられる。一つの施設の中で、幼児教育・学童保育・個別学習指導の全てにおいて、最高レベルのサービスが受けられる施設をつくりたいとの思いで開校した」(秋谷氏)。

 この点についての利用者の満足度は高く、プリスクールの利用者からは「たくさんの経験をさせてもらえる点に満足している。月謝は安くはないが、それに見合うだけのサービスがある」といった声が寄せられているという。

塾や習い事感覚で特定のプログラムだけの受講も可能

室内にはボルダリング(壁登り)ができる壁も設置
室内にはボルダリング(壁登り)ができる壁も設置

 学童保育の1日の流れとしては、下校後に各自で入室し(オプションでキッズタクシーでのお迎えも可能)、宿題タイムとおやつタイム。16時頃からはフリー活動の時間となり、モンテッソーリの教具などを利用して思い思いの活動に取り組む。17時頃からは体操の時間を設け、終了後は集団での体験活動やお楽しみプログラムに取り組みながら、お迎えを待つ。

 オプションで提供する昼食・夕食にはオーガニック食材を用い、小学校までのお迎え希望者にはキッズタクシーを手配。子どもの入退室の記録は保護者にメールで送信し、侵入者対策として警備会社の非常通報システムも導入している。「生活面・安全面においても“最高レベルのサービス”を用意した」(秋谷氏)。