学習が終わると、親のメールアドレスにメッセージが送信されます。今日はどれくらい進めることができたのか、職場でも確認できます。

 「紙と違って良かったのは、ゲームみたいな感じでどんどん進められるところ」と長男は話します。算数のミニドリルも、タイムアタックに挑戦することで計算速度が速くなったそうです。

 タブレットでの漢字の書き取り練習も学校で学んだ内容の復習に役立つ、と長男は言います。また勉強を始める時間をアラームを設定できるので、時間になったら始める習慣も身に付きました。これらは、紙と違うタブレットのメリットですね。

 紙ベースの通信教育も先生からの指摘が丁寧で良かったのですが、問題を解いてから回答をもらうまでに時間がかかるため、子どもたちにとって「後から間違った箇所を見直そう」という意欲はあまり出なかったとのことでした。

アラームが鳴ったら、自分たちで学習を開始する
アラームが鳴ったら、自分たちで学習を開始する

次の画面に移動し、自分でどんどん進めていく
次の画面に移動し、自分でどんどん進めていく

 タブレットの場合にも子どもたちの勉強意欲には波がありますが、そんなとき勉強に引き留めてくれるのがさまざまな「ご褒美」です。

 タブレットで勉強をすると、ご褒美としてゲームなどのアプリが提供されます。新たに追加されたアプリが面白いと、それ目当てで勉強も頑張るようになりますね。ただ子どもたちにとっては、楽しむだけのゲームではなく、写真加工など自分で工夫して遊べるアプリのほうが良いようです。

 最近夢中なのが、家族間だけでメッセージを交換できる機能です。我が家ではスマートフォンで利用できるLINEなどのアプリは使わせていませんが、専用のタブレット端末を使って、LINEと同じような体験をより安全にできます。面白い出来事を写真に撮って送ってくれるなどしてくれるので、新たな家族のコミュニケーションが生まれています。

親子でコミュニケーションする機能もあります。LINEのようにスタンプも貼り付けられる
親子でコミュニケーションする機能もあります。LINEのようにスタンプも貼り付けられる

【残念な点】文字の練習や筆算は紙のほうが便利

 親の感覚としては、文字の練習は紙への手書きのほうが覚えやすいのではないかと思っています。タブレットでは、書き方が多少間違っていても正解と認識される場合があるようです。

 ただし学校でも漢字ドリルなどの宿題で文字を書く練習をしています。両者を並行してすることで、より効果的な学習ができるだろうと思っています。

 算数の学習では、タブレットでも筆算できるスペースが用意されていて、自由に数字を書き込めます。しかし、これも書いたり消したりが素早くできる紙のほうが良いようです。「タブレットだと、ペンツールから消しゴムツールに切り替えたりといった操作が面倒」だと子どもたちは言います。

【まとめ】学校の紙の宿題とどう平行して続けるかがポイント

 1年間タブレット学習を進めてきて、回答したらすぐに反応があること、タッチ操作で入力がスムーズなことが、子どもにとってのタブレット学習のメリットでした。

 また子どもだけでどんどん学習を進められること、学習の進行状況をメールで確認できること、メッセージ機能で家族間のコミュニケーションが増えたことは、親にとってメリットでした。

 今後も子どもの家庭学習用に、タブレットを引き続き使っていきます。学校の宿題として出される紙のテキストと並行して使うことで、それぞれの特徴を活かした学習効果が得られるかな、と考えています。

(ライター/岡本奈知子、池田利夫)