そうしたところ、タブレット端末を使うジャストシステムの「スマイルゼミ」が始まるという情報に接して興味を持ちました。

 子どもはもともと自宅にあるiPadを熱心に使っていたので「タブレットなら集中して学習するのではないか」と思ったのです。その一方で「最初だけ珍しがって使っても、結局飽きてしまうのではないか」との懸念もありましたね。

タブレット学習をはじめてから約1年が経過した、池田さんの長男(小学4年生)と長女(小学2年生)
タブレット学習をはじめてから約1年が経過した、池田さんの長男(小学4年生)と長女(小学2年生)

【勉強開始】もの珍しさもあり、喜んで使い始めた!

 タブレット端末が手元に届いて、いよいよ勉強を始めることに。タブレットは兄妹で使い回しはできず、一人一台の利用となります。最初に、ユーザー認証を行って使い始めますが、操作や設定でそれほど迷うことはありません。

 実際に使い始めてみると、やはりタブレットのもの珍しさもあり、子どもたちは楽しんで勉強を始めました。1つの講座をやり終えるのは10分もかからないですが、連続して4〜5講座を進めることもあるほどです。

 答えを書くとすぐに正解/不正解がわかること、そのたびにサウンドが鳴ることなど、勉強内容に対してダイレクトに反応があることも、子どもたちにとって楽しいようです。

英語の発音を聞くなど、音声を駆使した学習ができるのもタブレットならでは
英語の発音を聞くなど、音声を駆使した学習ができるのもタブレットならでは

【3カ月〜4カ月後】最初の挫折がやってきた!

 タブレット端末で文字を入力するには、表示された候補から選択する、指先で手書きして入力するなど、解く問題によって違いがあります。ところが、最初に配布された端末は入力精度が悪いようで、指でなぞっても思ったように入力できず、子どもたちがイライラする場面がかなりありました。

 また、毎月ごとにタブレット端末のデータがアップデートされるのですが、使おうと電源を入れても、データのダウンロードに数十分も待たされることがあり、その間にやる気をなくしてしまうこともありました。

 そうこうするうち、受講開始から3〜4ヶ月したころには、子どもたちはやはり飽きて端末が放置される時間が増えるようになりました。積み上がる冊子のように見た目のプレッシャーはないですが、私と妻との間で「受講料金がもったいないので止めようか」という話が出はじたのもこの頃です。

【半年後】新端末の到着でまたやる気に

 しかし、そのうちにサービス提供側から、新しい端末の案内がありました。2013年10月に新端末が到着し、改めて使い始めてみると操作が快適になり、端末そのものの性能もあがっています。ダウンロード速度や反応速度も向上していました。

 子どもたちの感想も変化して、「紙よりスラスラかける」と話すようになりました。操作でイライラする場面も大きく減って、またやる気が出てきたようです。

 これ以降は、タブレット学習をコンスタントに続けられるようになりました。我が家の場合、平日は学校の宿題に取り組むことが多いため、タブレットのほうは週末や長期休暇にまとめて学ぶという進め方です。

子ども2人が愛用する新端末。シールを貼って見分けられるようにしている
子ども2人が愛用する新端末。シールを貼って見分けられるようにしている

【良かった点】アラーム機能で、子どもたちが時間通りに勉強を始めるように

 タブレットの操作は特に難しくありません。問題を解くと、すぐに回答が表示され、間違っていてもすぐに再チャレンジできます。基本的に親がそばにいなくても、子どもだけでどんどん進めていきます。つきっきりで見ている必要はありません。