私が1日の中で幸せを感じる時間の一つが、メークを落とす時。
10代で仕事を始めてから、メークは仕事場で落として帰るのが習慣でした。ライブも雑誌の取材も、どんな仕事もメークから始まるし、長時間しっかりメークをしているので、少しでも早く落としたくて。今もメークを落とした瞬間、「今日一日が終わったー、やったー!!」と最高に気持ちがいい!
もともとが、普段はすっぴんでいたい方だし、自分に手を掛けて「キレイになる」ことにあまり興味がなかったんです。化粧品も、いただきものとかその辺にあるものをちゃちゃっとつけて終わり。特にこだわったことがありませんでした。
子どもが小さい頃は、化粧水すらサボっていた時期もありました(笑)
白状しちゃうと、子育て中は化粧水すらつけない時期も数年あった! 子どもが小さい頃は、お風呂上がりって忙しいですよね。超特急で子ども達の体を拭いて、パジャマを着せて……なんてバタバタやっていると、ゆっくり化粧水をつける時間なんてないし、気付けば肌のお手入れなんてことはすっかり忘れてしまい。
でも、肌ってすごいんですよ。最初は、お風呂上がりに何もつけないと「肌がつっぱる……」と感じたこともあったのですが、次第につっぱりすらも気にならなくなって。何もしない私に肌のほうが順応してきたというか(笑)。
幸い、肌トラブルも少ないほうだったので、「素肌って頑張るんだなー」なんてのんきに考えながら、全身洗いっぱなし、みたいな時期が続きました。
でもある日、母に言われちゃいました。
「あんた、そんなに顔汚くして、どうしたの!?」