夫もちょっとビックリしたみたいです。

 週に一度でいいから、保育園のお迎えを気にせず帰りたい。たまには、ゆっくり一人でお風呂に入りたい…。そんな気持ちを夫に伝えて、二人で話し合った結果、「木曜日は貴子の日」にすることを決めました。

 毎週木曜日は、信頼できるシッターさんにお迎えを任せて、心おきなく私は私の時間を過ごす。夫は木曜日だけは早めに帰宅できるように仕事を調整して20時にシッターさんとバトンタッチして、子どもたちと過ごす。

 このルールを決めてから、私は自分だけの時間を取り戻すことができて、精神的にとてもラクになりました。週に1日は会食も含めて夜の時間帯にかかる仕事も思い切りできるようになりましたし、たとえ何も用事がなかったとしても、喫茶店でゆっくりお茶を飲んだり、ひたすらボーっとしたり、自分だけの時間を満喫するようにしました。

 ボーっとする時間って、大事だと思います。日々の業務と育児に追われていると、自分自身の声に耳を傾けるゆとりがなくなってきませんか? “何もしない時間”を持つことで、いつのまにか忘れてしまっていた「やりたかったこと」を思い出したり、頭が冴えてふと仕事のアイディアが浮かんだりするんですよね。1時間以上ゲームに没頭している自分に気づいて、慌てて「いかん、いかん!何してるんだ、私」と突っ込んだりもしますが(笑)。

 その間、子どもたちはどうしているかというと、濃密な「パパとの時間」を楽しんでいるみたいです。夫も子どもたちの成長ぶりを実感する機会が増えたようで、金曜の朝は「○○(下の子)、歩けるようになったんだな~」といつもより饒舌になります。「週に一度の私の日」を設けたことで、子どもたちと夫の関係性もよくなったのは思わぬ効用でした。理解ある夫にも感謝しています。

「してほしいこと」は明確に、一度通じても安心せず何度でも伝え続けて

 今となってはなくてはならないこの習慣も、私の“爆発”をきっかけとした夫への直訴があってのことだったと思えば、つくづく、夫婦はきちんと言いたいことを伝え合わなければいけないものだと感じます。

 つい「わかってくれているはず」と期待してしまって、「なんでわかってくれないの?!」と怒りを溜めてしまうんですよね。でも、それって実はとても自分本位な考え方。お互いに忙しい共働き夫婦だからこそ、相手にしてほしいことは明確に言葉にしないといけない。しかも、一度通じ合ったからと安心してはいけないのがポイント! 「伝え続ける」こともとても大事みたいです。

 実は、つい最近も、プチ衝突がありました。