子育てに熱意があっても、仕事の都合で時間を割けないこともある
私は自分の親が遠方に住んでいるため、日常的に家事・育児をサポートしてもらうことはできません。夫は、結婚前に親と同居していたせいか、家事はどちらかというと苦手。家事の大部分は私の担当です。ただ、すべてには手が回らないので、家事代行サービスを利用するほか、シッターさんにも家事の一部をお任せしています。
育児については、夫はもともと「子どもと過ごす時間は掛け替えのない大切なもの」という考えを持っていて、積極的に関わってくれていました。ところが、夫は遠方への出張が多い部署に異動になり、週3~4日は不在に。平日の育児もほとんど私、というのが現在の状況です。
週1回は「パパ育児デー」 夜の家事と育児をすべてお任せ
このように、夫婦の家事・育児バランスとしては私のほうにより大きな負担が掛かっているわけですが、できる範囲内で効果的な役割分担のルールを作りました。
それは、週1回「パパ育児デー」を設けること。毎月中旬に翌月のスケジュールを確認し、金曜あるいは木曜を「パパ育児デー」とします。この日は夫が子どもを迎えに行き、夕食を作って食べさせ、お風呂に入れるまでをパパ一人にお任せします。夫の場合、夕食は、スーパーなどでお総菜を買うほか、得意のチャーハンを作ったり、レトルトや半調理品などをうまく使ったりして用意しているようです。子ども達も、パパと過ごす時間をとても楽しんでいます。
この「パパ育児デー」は、私にとっては仕事の帳尻を合わせる日。普段、自宅でも仕事をしていますが、社外に持ち出せないデータやシステムを使う業務など、会社のデスクでしかできない仕事をこの日に片付けます。こうした「調整日」を週1回設けておくことで、ずいぶんと気持ちに余裕ができます。平日にタイムオーバーとなって仕事を残してしまった場合も、「パパ育児デーにやればいい」と思うことで気持ちが楽になり、オンオフの切り替えがしやすくなるのです。
次ページから読める内容
- 時間の擦れ違いが多くても「情報共有」の機会を逃さない
- 育児分担は、それぞれの「得意」を生かして
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