子どものいたずら、イヤイヤ期、激しい口答え……子育てをしていると、親のストレスが爆発してしまうとき、ありますよね。

 「繰り返し言っても聞かない! そんな子ども達の行動を変えるにはどうしたらいいの?」

 実は、ほんの少し伝え方を変えるだけで、子ども達って変わることがあるんですよ。今日は、そんな子育ての“イライラスパイラル”を解消するちょっとした方法をお教えします。

子どもはユーモアセンスに溢れている

 私が保育園の先生だったころ、飼っていたうさぎに与える餌を、子ども達と一緒に作っていました。「キャベツを切ったらこの箱に入れようね」と繰り返し言っても、子ども達ははしゃいでしまって全然言うことを聞きません。とうとう、注意をする声が大きくなっていることに気付き、言い方を変えてみました。

 「元気なキャベツだね! 箱から飛び出してるよ」

 すると、子ども達は一瞬黙り、次の瞬間、大笑いしながら箱に入れるようになりました。「ちゃんと入れるのよ!」と言ってもできなかったのに…。

 注意したいこともユーモアで包んで伝えてあげると、子ども達の心にすっと入っていくんだと、そのとき気付きました。そして、子ども達と意思疎通ができたことで、私の気持ちも窮屈ではなくなっていました。

 子どもを叱ってしまうときって、「ガミガミ言ってる自分は嫌だ!」と、どこかで思いながらも言ってしまってるんですよね。そして、子ども達もまた、聞いていないようで、“先生の言われたことをしていない自分”にちゃんと気づいているんです。

 子どもはユーモアセンスに溢れています。幼児期の子どもは、時間や場所などの制約にとらわれる「概念」がありませんから、その時々に面白いこと、わくわくすることを見つけては徹底的に遊んでいきます。

 よく「童心に帰る」と言いますが、大人が子どものときの感覚を思い出すのは、なかなか難しいかもしれません。だからこそ、自分の記憶の中の「子ども」を基準にせず、大人が改めて「子ども力」を学ぶことも大切です。

親の「子ども力」がUPすれば、子どもが変わっていく

 “子ども力”と聞いて、皆さんはどんなことを思い浮かべますか? 「はしゃぐ」「ふざける」「いたずらする」といったことでしょうか。人によっては、「思いのままに泣く」ことや、「大きな声を出す」ということかもしれません。大人になるといつの間にか、失敗を恐れたり、恥ずかしがったり、格好をつけたりしてしまうのですが、自分の感情に素直な子ども達の言葉や姿には、いとおしいくらいのユーモアがいっぱいです。大人が子ども力を学ぶこと、それこそが本当の意味で、「子どもの視線に立つ」ということだと思うんです。そのために大切なのが、ユーモアアプローチです。

次ページから読める内容

  • 子どもが感じる「バツの悪さ」はユーモアが救う
  • 磨けば磨くほど、親子で変われる「ユーモアアプローチ」
  • 叱ってばかりで疲れたら、ユーモアで親も心をほぐそう

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