小学生の子どもに毎日勉強をさせるのは、どの家庭でも頭の痛い問題。特に親が共働きだと、子どもが学校から帰ってきたときに「勉強しなさい」と言う時間すらないのが悩みどころです。
近年始まったタブレット端末を使った通信教育サービスは、今までの紙ベースでの通信教育とは大きく異なるサービス。音声やアニメ、動画を駆使して学習内容を解説し、○×の答え合わせも端末がしてくれます。子どもが一人で楽しみながら勉強を進められることを各社は売りにしています。
子どもの学習状況は親の元にメールで届くため、離れたところからでも親が勉強の進み具合を確認できます。共働き家庭のニーズを捉えた教材にも見えます。
そこで日経DUALでは、小学生向けサービスを展開しているベネッセコーポレーション、ジャストシステム、ディー・エヌ・エー(DeNA)の学習内容やについて、全3回で解説します。第1回目は、他社に先駆けてサービスを開始したジャストシステムの「スマイルゼミ」です。
専用端末を配布して学ばせるスマイルゼミ
「スマイルゼミ」はパソコン用ソフト大手の株式会社ジャストシステムが、2012年12月から開始したサービス。小学1年生〜6年生までの6コースと、追加で申し込める英語プレミアムコースがあります。
料金は月額3888円から(税込、料金は学年によって異なる)、教材は国語、算数、理科、社会、英語の5教科が用意(理科、社会は3年生から)。学習内容は、小学校で使う教科書に準拠したものです。
受講者には加入と同時に、専用のタブレット端末が配られます。学習に加えて、閲覧制限付きでインターネットを使ったり、家族間でメッセージのやりとりをすることができます。
筆者の私も、小学生の子どもを持つ母親としてタブレット通信教育には興味があります。そこでジャストシステムに、タブレット通信教育のメリットや「スマイルゼミ」の特徴を聞きました。
ジャストシステムILS事業部マーケティング部マネージャの寺尾房代さん(右)と開発部マネージャの大島教雄さん(左)
親が教えられない英語を簡単に学べる
――紙ベースの通信教育ではできない、タブレット端末ならではの学習内容は何でしょうか。
次ページから読める内容
- 答え合わせは、けんかになる親よりタブレットのほうがいい
- 勉強へのご褒美を端末内に用意
- 親子でつながるチャット機能が大人気に
- 子どもが自由に使うには「専用」しかない
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