仕事をしている女性にとって、仕事を続けられるかどうかを問われるタイミングは2つあります。1つは、結婚。そしてもう1つは、出産です。

 日経DUALでは、調査会社マクロミルと共同して、12歳以下の子どもがいて夫の扶養に入っていない全国500人の女性を対象に、「妊娠がわかったとき、働き続けるか悩みましたか?」と尋ねました(調査概要は過去記事を参照)。

 「悩んだ」と答えた女性は全体の31.8%でした。

 次に、悩んだと答えた人を対象にその理由について尋ねたところ、67.9%の女性が「これまで通りの仕事をできるか」、38.4%の女性が「職場の理解が得られるか」と答えています(表2参照)。

  記事「出産後も働き続けるために必要な条件1位は?」で紹介した「ワーク・ライフ・バランスに関する意識調査」によると、就業継続に一般的に必要と考える条件の1位は「認可保育園・認証保育園等に子どもを預けられること」でした。「これまで通りの仕事をできるか」という悩みの裏には、まず「保育園に入れられるのか」という不安があり、たとえ入れられたとしても子どもが病気になったときはどうすればよいか、臨機応変に対応できるのかといった不安があるということが想像できます。