保育園にも職場にも、探せば両立の味方はたくさんいる

 私の周りで仕事と子育てを両立している女性達の中には、そうした行動や、保育園で知り合った人々から刺激を与え合ったり、口コミの情報を伝え合ったりして、その時々の「困った!」を乗り越えている人がたくさんいます。また、職場でも、今までの人間関係だけでは知り得なかった仕事仲間や上司の別の姿が見えて共感したり、助け合えたりすることが増えます。

・ 近寄り難いと思っていた隣の部署の大先輩に恐る恐る子育て経験を聞いてみたら、親身になって応援してくれて、働き方など上司に掛け合ってくれた
・ 取引先の女性担当者が子育て中だと分かり、定期的にランチに行く仲になった
・ いつかは働きながら子どもを育てたいと思っている後輩の女性にピンチを支えてもらった…など

 子育てと仕事の両立に励んでいると、自分自身の世界が広がりを増していきます。そうして、子育てをきっかけとして、周囲との接点が増え、それまでの社会との関わり方がより豊かなものになっていくこともあるのです。

 「赤ちゃんを育てる」ということだけに目を向けて「仕事との両立」という不安を抱えるのではなく、「子どもを通した自分の成長や人間関係の広がり」にも目を向けてみると不安ばかりではなく、楽しみも見えてきます。

画像はイメージです
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(撮影/鈴木愛子)

<『だれも教えてくれなかった ほんとうは楽しい仕事&子育て両立ガイド』
(小栗 ショウコ、 田中 聖華 共著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)から転載、一部修正を加えました>

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