飯田さん・・・34歳。メーカー、企画。フルタイム勤務。都内在住。9歳と7歳の娘を持つ。夫婦ともに地方出身。現在は、埼玉に住む義母週3日、ファミサポ週2日、栃木に住む実母月3日のサポート体制。
川上さん・・・40歳。医療、広報。フルタイム勤務。都内在住。10歳息子、3歳娘を持つ。夫婦ともに地方出身だが、実母と同居し、5人暮らし。夫は長期海外出張で不在になることが多い。
佐久間さん・・・37歳。IT、企画。都内在住。フルタイム勤務。3歳娘を持つ。夫婦ともに地方出身。現在はベビーシッターを週1日手配している。実母は3~4カ月に1回ほど上京。
母が用意する夫の朝食は、いつも冷たい“たまご豆腐”
——前回、「夫との関係が難しいこともある」(前回記事「超リアル!祖父母支援 感謝の裏に難しい距離感」)という話が出ていましたが、具体例があったら教えてください。
川上 「実は、“たまご豆腐事件”というのがありまして…」
一同 「たまご豆腐?!」
川上 「うちは母が同居しているので朝食は準備してくれることが多いんですが、夫は長期出張も多いし、出張でない日も朝早かったり、夜遅かったりで不規則。朝食抜きのことも多いんです。それでも母としては、『婿に食事を出さないわけにはいかない』という気持ちもあるようで、一応準備してくれるんですよ。だけど、いつ食べるか分からないので温かい料理は不適切と思うらしく、いつ食べてもいいようなものを取りあえず夫の席に出してくれるんです。そのうちの1つがたまご豆腐。しかもなぜか、それだけは毎日あるんです」
佐久間「毎日!! 確かに調理が不要で便利なメニューですが、毎日はキツイかもしれませんね〜」
川上 「それが1年くらい続いたある日、夫がぼそっと私に言ったんです。『あのさ…、ぼく、たまご豆腐嫌いなんだよね』って」
一同 (大爆笑)
川上 「母としては、豆腐とたまごが入ってるから栄養バランスもいいって思ったんでしょうね。さらに、なぜか夫がたまご豆腐を好きだと思い込んでいたようで…。しかも、私と母と子ども達は一緒にダイニングテーブルで朝食を食べるんですが、いつ食べるか分からない夫の分だけは隣の和室に置くんですよ」
——なんか切ないですね〜(笑)。
飯田 「でも、うちは逆のパターンだけど、似たようなのありますよ!“食パン事件”!」