共働き夫婦の強い味方といえば、祖父母だ。子どもの園からの急な呼び出しや会社での突発的な残業などにも駆け付けてくれる心強い存在だが、肉親だからこそ難しい距離感や人間関係もある。同居や遠方からの通いなど、それぞれのカタチで祖父母からのサポートを得て、共働き子育てをやりくりしているワーママ達3人に、赤裸々な本音を聞いた。

飯田さん・・・34歳。メーカー、企画。フルタイム勤務。都内在住。9歳と7歳の娘を持つ。夫婦ともに地方出身。現在は埼玉に住む義母週3日、ファミサポ週2日、栃木に住む実母月3日のサポート体制。

川上さん・・・40歳。医療、広報。フルタイム勤務。都内在住。10歳息子、3歳娘を持つ。夫婦ともに地方出身だが、実母と同居し、5人暮らし。夫は長期海外出張で不在になることが多い。

佐久間さん・・・37歳。IT、企画。都内在住。フルタイム勤務。3歳娘を持つ。夫婦ともに地方出身。現在はベビーシッターを週1日手配している。実母は3~4カ月に1回ほど上京。

祖父母と同居、通ってサポート…。祖父母支援の形はそれぞれ

 ——皆さん、家事・育児に祖父母のサポートを得て、残業もある忙しい仕事をされています。まずは、どのようなお手伝いをお願いしているのか教えてください。

飯田 「うちは両方の実家が地方なのですが、関東近郊なので一度来たら2~3泊して手伝ってもらうことが多いです。埼玉に住む義母は毎週3日ほど、栃木に住む私の母は月に1回3泊ほど滞在します。それ以外は、アウトソーシングでファミリーサポートセンター(ファミサポ)などを頼んでいます」

佐久間 「私と夫は地方出身で実家が遠いので、普段はベビーシッターの方をお願いして、子どものお迎えや夕食作りなどを手伝ってもらっています。親のサポートを頼むのは、子どもが病気で入院したときや引っ越し、仕事復帰のときなど緊急度の高いとき。そういうことって大抵重なっちゃうんですよね。そういうときは、実母に1〜2週間泊まり込んでもらっています」

川上 「地方からだと交通費もばかにならないですよね? どうしているんですか?」