アナウンスも本格的! 電車好きというわけではない息子も食いつく!

 右の黒いレバーがアクセル、左の黒いレバーがブレーキ。中央右の赤いボタンを押すとアナウンスが流れ、左はクラクションボタンになっています。新幹線の運転席をイメージして作られているので、これは、運転手さんになりきれそう。

 このあたりはバンダイさんらしい「キャラクターになりきる商品」のノウハウが活かされています。

 さらに、ベルトを組み立てて、後ろのベルトループに通すと、こんなふうにベルト型のおもちゃになるんです。ヒーローの変身ベルトさながらの、「電車なりきりベルト」(笑)。斬新!

 ああ、思い出してきました、この感覚。

 子どものときって、「人」以外のモノにでも、疑問を抱かず、何にでもなりきれましたよね。あのカンジがよみがえってきます。なんか、ジンときちゃいます!

 ベルト型でウェアラブルに遊べるところが、ごっこ遊びを加速させてくれます。

 早速、3歳半の息子に渡すと……。

息子:わぁ! なにこれ、ママ?

 初めは不思議そうに、レバーやボタンを押しまくっています。

安田:これは、電車を運転するおもちゃだよ。電車ごっこしようか?

息子:わぁ~い! でんしゃ、する~!

安田:じゃあね、まず、右の黒いレバーを引いてごらん。

 息子がアクセルレバーを手前に引くと「出発進行!」との声。

息子:あはは! しゅっぱ~つ、しんこ~! だって!ギャッギャッ!

……3歳児、大爆笑です(笑)。

 電車が走り始めました。走行時のモーター音が流れて、スゴイ臨場感! 本当に乗っているときの、あのカンジです。中央右の赤いアナウンスボタンを押すと

ぼくはしんかんせん:ご乗車ありがとうございます。この列車は、新青森行きです。次は上野~

などとアナウンスが流れてきます。

安田:じゃあ、ブレーキをかけてごらん。

 左の「ブレーキ」レバーを回すと

ぼくはしんかんせん:キキキィーーーーー! 止まりま~す!

息子:……とまったよぉ!

 再度「アナウンスボタン」を押すと「ドア、開きま~す。シューン!ガッ……タン」とドアの開閉もできちゃうんですねぇ。

 また中央左の赤いクラクションボタンを押すと、出発のベルが鳴らせます。「プルルルルル!」「ドア、閉まります!シューン、ガッ……タン!」なんて、イントネーションが本物の駅員さんぽかったり、ドアの閉まる音など、細やかなこだわりが感じられます。

 「これ、本当に子ども向けのおもちゃだっけ?」と、ツッコミを入れたくなるほどです。

 再びアクセルを引くと走り出し「次は仙台」「次は盛岡」と続きます。途中で、「ファァァン!」と警笛を鳴らしたりしながら、終点「新青森」に到着。新幹線ならではのゴールメロディーが鳴り……今度は東京行きの上り列車になります。

息子:すごいねぇ~、これ、うんてんしさんだねえ。

 特に電車好きというわけではない息子も、興味津々。ただし、マットの上で電車を走らせて遊んでいました。マットの絵の家を駅に見立てて、すごろくのように進んでいくという……(笑)←まだベルト型のおもちゃで遊んだことがないので分からなかったようです。