東京・四谷のビジネス街の外れに建つ〈DUAL時短ラボ〉。この小さなオフィスでは日々、デュアラーの時短に役立つ製品やグッズの収集と分析が行われています。スタッフは1児の母であるカオリ所長をはじめ、ベテランスタッフのユミエさん、ちょっと人見知りなケンジくん、いつもハキハキ・エリちゃんの4人。時たま、カオリ所長の旦那でフリーライターのマコトさんが仕事半分、冷やかし半分で出入りをしています。

 さて、今日は新年度にふさわしい春爛漫のぽかぽか陽気。ところが、外での打ち合わせから戻ったカオリ所長とマコトさんはどこか浮かない表情。何かあったのでしょうか――。

いつでもどこでも掃除ができる秘密兵器って

エリちゃん(いつも元気な研究員)「うわっ、2人ともどうしたんですか? 目の下にそんな大きなクマをつくって。カオリ所長も寝不足がお肌に出ちゃってますよ。さては……」

マコトさん(所長の夫でフリーライター)「ハックション。さては…じゃないよ、エリちゃん。2人ともこの時期はひどい花粉症だって知ってるでしょ……ハックション」

カオリ所長(DUAL時短ラボ所長。1児の母)「もう外になんか一歩も出たくないわ……っくしょん……って、このラボもなんか花粉舞っているわね」

マコトさん「まぁ、自宅ほどじゃないけどな……ハックション。2人とも花粉症なのは、誰かさんが掃除してくれないからじゃないか?」

カオリ所長「っくしょん。へぇ、そういうこと言うんだ~~。っくしょん、掃除は週替わりの当番だし、だいたい掃除なんて週1回でいいって言ったのは……っくしょん、マコトのはずですけど??」

マコトさん「ハックション、はぁ? オレは先週出勤したカオリちゃんの代わりに掃除しましたけど。ハックション、それにモップ掛けぐらい毎日したほうがいいって言ったのは……ハックション、カオリちゃんでしょ?」

カオリ所長「っくしょん、マコトのほうが長く家にいるんだから……っくしょん、マコトがするのが……っくしょん、当然で……」

ケンジくん(ちょっと人見知りな若手研究員)「また、始まっちゃいましたねぇ」

ユミエさん(ベテラン研究員。2児の母)「いつものことだから、ほっとけばいいのよ」

エリちゃん「ハイハイ。犬も食わない夫婦げんかの続きは家でやってもらうとして、アタシが秘密兵器を授けよう」

全員「??!?」

エリちゃん「次の時短グッズ検討会議で報告しようと思っていた商品よ」

ケンジくん「あれっ? それって最近エリちゃんが履いているスリッパじゃ……」