保育園生活も残り2年ともなると、そろそろ気になり始めるのが小学校進学のこと。娘はどこの学区なのかくらいは理解しているけれど、同じクラスの友だちのなかで、誰が同じ小学校に通うことになるのかといったこともかなり気になり始めた。
しかし、ふと考えてみれば、保育園に子どもを通わせる親にとって、「もしかしたら小学校以上に用意周到に準備しなければならないのが学童のことなのかも!?」と考えると、娘はどこの学童に通うことになるのかさえ知らないどころか、「そもそも、学童ってどうやって過ごすの?」とか、「希望すれば入れるの?」「何時まで預かってくれるの?」「習い事とかどうする?」などと、次から次へとナゾが噴出してくるのだ。
情報量が少ないために拡がる“漠然とした不安”
世田谷区から目黒区に引っ越した際に認可保育園に転園できず、やむを得ず無認可の保育園に1か月ほど通わせた経験が私にはある。転園をナメていたことを猛省しながらの“地獄の保活”の甲斐あって、何とか5月入園にこぎつけ、やっと娘が新しい保育園にも慣れてホッとしたのも束の間、新たな心配事が出てきて休むヒマもない。しかし、こういったことは転園時に苦労した経験から早めに知っておいたほうが何かと安心だ。そこで学童についてアレコレ調べてはみたものの、圧倒的に情報量が少なく分からないことだらけ。
さらに面倒なのは、自治体によって学童の形は様々で、名称も違う。公設公営もあれば公設民営もあるし、民間の学童もある。さらに、全校児童を対象とした遊び場クラブ的な放課後事業もあったり、学童保育的機能を備えた送迎サービス付きの習い事や塾、地域のスポーツクラブなどもあったりするので、いったい何をどう選べばいいのやらまったくイメージすらできずに途方に暮れてしまう。そして、浮上してくるのは「小1の壁」に対する“漠然とした不安”……。