職員の質、宿題、おやつ、父母会活動、親の負担… 知りたいことが続々

 他にも、学童について以下のような疑問点や知りたいことが挙がった。

・ そもそも、学童で子どもたちはどう過ごすことになるのか?
・ 宿題をする時間をきちんと取ってもらえるのか?(それとも遊び中心?)
・ 職員およびスタッフはどのような立場の人たちなのか?(保育士との違い)
・ おやつはあるのか? あるなら、どんなモノが用意されるのか?
・ プラスαで体験や習い事的なことを選択できたりするのか?
・ 選択できないなら、どのような習い事などを組み合わせるのがいいのか?
・ 習い事などがある日は、一旦退室して戻って来ることができるのか?
・ 子どもを1人で帰宅させることができるのか?(何時までなら可能なのか?)
・ 夏休みなど長期休みの時期はどうするのか?
・ 学童の父母会活動はどのようになっていて、負担はどの程度なのか?

 やはり、これから学童に子どもを通わせることになる親からすると、まずは基本的なところからして、わからないことだらけなのだ。

 瀬戸さんは最後にポツリと言った。

 「認可保育園に何とか入れたと思ったら、今度は小1の壁があって、次に学童がなくなる小4の壁……。いろいろあるんだなあって思いました」

 先日、瀬戸さんの上司が気を使って『保育園を卒園するまでは異動はないから』と言ってくれたそうで、その場ではニッコリ笑顔で『はい!』と返事をしたという。

 「でも、『いやいや、小学校のほうが大変ですから…。今よりもっと早く帰ってやる!』と心の中で叫んでしまいましたね(笑)。もちろん、そんなこと言ったら大変なことになるので黙っていましたけど(笑)」と横田さんは冗談交じりに言うが、やはり小1の壁に対する漠然とした不安は募るばかり。

 「学童や習い事などをうまく組み合わせて毎日を過ごさせてやることができないのであれば、たとえキャリアが限られてしまっても、母親である私が働き方をセーブするしかないのかなあ、などと思ったりしているんですよね…」(瀬戸さん)

 デュアラーにとっての小1の壁に対する不安と学童に対する疑問は、まるで底なし沼のように拡がっている。そんな不安を少しでも解消し、疑問を解明するべく今後、取材を進めていきますので、ご期待ください!