新3年生の長男、理科実験教室をきっかけに受験塾へ

―― ご長男は小学3年生。中学受験に向けてはどう考えていますか?

後藤  親としては中学受験はさせたいと思っているのですが、本人がどうしたいかはまだ分かりません。
 大手塾などが土日に理科の実験教室を開いていたりするんですよね。長男は理科が大好きなので、2年生になってから土日の実験教室に連れていってみたんです。そしたら思った通り、すぐに気に入って、それから算数だけはその塾に通うようになりました。

 長男はちょっと頑固なところがあるので、4年生になって、「受験のために塾に行きなさい」と言っても「行きたくない」と言われるような気がして……。2年生のときから週1回でも行っていれば、4年生くらいから他教科を増やしていくだけなので、そのまま中学受験にも移行しやすいかな……と思っています。

―― 塾に通うのは平日ですか?

後藤  はい。平日なので、学童を早めに上がらせてもらって、自分で家の鍵を開けて帰宅させています。ランドセルを置いて、おやつを食べてから塾へ行く。歩いてすぐの距離なので、あまり心配していません。これが、電車やバスに揺られて行くのであれば、難しかったかもしれません。

時短勤務でもチームリーダーとして活躍できる

―― 午後3時半までの時短勤務でありながら、チームリーダーに抜てきされたとき、不安は感じませんでしたか?

後藤 「時短勤務のままでチームリーダーが務まるのか?」と思ったこともありましたが、入社以来ずっと同じ部署で今の仕事をやってきているので、「要領よくやれば、時短勤務であっても仕事が回すことができるのではないか」とも感じました。
 私が判子を押して決裁する書類もあり、午後3時半までしか会社にいないことで迷惑を掛けている部分もあるのですが、メンバー達も率先して「リーダーが帰るまでにこれとこれは終わらせよう!」と協力してくれて非常に助かっています。このメンバーだからこそ、時短勤務でチームリーダーができたのだと感じていますし、毎日助けてもらうことが多く、本当に感謝しています。
 女性の多い事務職場で、子育て経験のある人が多いのもありがたいです。産休・育休中の方もママもたくさん働いていて、「お互いさま」の精神でフォローし合える雰囲気があります。子どもの病気などでもお休みをもらいやすいというのは、恵まれている環境だと思います。

―― この4月からは、2年ぶりのフルタイム勤務ですね。

後藤 できるだけ定時の5時退社を目指そうと思っています。帰宅が6時半と遅くなるので、子ども2人で1時間くらい留守番させることになってしまいますが、長男はもう3年生だし、2人なので大丈夫だろうと。残業が必要になる繁忙期は分かっているので、その日は前もってトワイライト保育を予約しておく予定です。この辺りのことは、以前フルタイムだったときと変わらないので、あのころの働き方に戻る感じになるでしょうね。

 フルタイムになると、育児と家事の時間はギリギリになるかもしれませんが、プラスに考えれば、勤務時間が1時間半延びるのだから、チームリーダーとしての仕事はしやすくなります。時短勤務だと、コミュニケーションの時間が充分ではないときもあっただろうし、フルタイムになるメリットも受け止めて、これからも自分らしい両立の形で続けていきたいと思っています。