例えば横浜市では、「24時間緊急一時保育」という名前でサービスを行っていますが、人口370万人都市にも関わらず実施園は2園のみです。http://www.city.yokohama.lg.jp/kodomo/unei/hoikuseido/24ichijihoiku.html

 また、そもそも、横浜市のWEBからこのサービス説明に行き着くまでが非常に大変で、僕は10分探しても見つけられませんでした。一般の人はほとんど見つけられないのではないでしょうか。

 こうしたことによって、泊まりも対応してくれるベビーシッターしか手段がなくなり、品質はどうあれ安いシッターと出会える、ベビーシッターマッチングサイトを使わざるを得ない状況が、作られていったことが想像できます。

【問題の構造】

 翻(ひるがえ)って、そもそもなぜ企業が提供するベビーシッターが高いのか、を考えます。

それはマンツーマンであり、シッターの時給に採用・研修・管理費等が乗るからですが、よく考えると保育所等も膨大な人件費が掛かっています。しかし、保育所の場合、毎日10時間預けても、平均して3~4万といったところ。所得に応じた額なので、低所得世帯は無料だったりします。

 何故でしょうか?  同じ時間ベビーシッターに預けたら、30万円近くになります。そうです。保育所には税金(補助金)が投入され、ベビーシッターには投入されていないためです。

 政府は、基本的には保育所等の施設には補助金を投入してきましたが、ベビーシッターには補助をほとんど投じることはしてきませんでした。(※1

 つまり、こういう構図が浮かび上がります。