健診や予防接種はきちんと受けさせよう

 災害予防だけでなく、日頃の健康管理も大切な危機管理です。どんなに心がけていても、病気にかかったり、ケガをしたりしてしまうことはあります。でも、生活リズムが整っていて、基礎体力がついていると、病気にかかっても軽く済み、ケガの治りも早いことが多いようです。親子共に、生活リズムを整えて、基礎体力作りを心がけておきましょう。

 子どもには市区町村が行っている無料の定期健診があります。忘れずに受けさせておきましょう。健診のタイミングで、子育てで気になっていることなどを確認するのもお勧めです。乳児健診の場合は、赤ちゃんを着替えさせるなど手がかかることも多いですし、いろいろな情報を得られるので、ママだけに任せず、できる限りパパも同行しましょう。

 予防接種も忘れずに受けさせましょう。特に小さい頃は定期接種の数も多いのですが、重篤な病気から赤ちゃんを守るためには大切なことです。最近では会場に集まっての一斉接種は少なくなり、市区町村から配られる予防接種券を持って、最寄りの小児科で予防接種してもらうことが多くなっています。接種スケジュールがわからなかったり、どんなタイミングで受けていったらいいのかなど迷う場合は、小児科医に相談しましょう。

●定期接種
予防接種法で「予防接種を受けるよう努めなければならない」と定められていて、市区町村が実施するもの。定められた期間に接種すれば、無料(または一部負担)で受けられる。

●任意接種
対象者の希望で行われるもの。任意だからといって、受けなくても大丈夫な軽い病気ということではない。

〈定期接種の種類〉 ※厚生労働省2013年9月現在
ジフテリア、百日せき、急性灰白髄炎(ポリオ)、麻しん・風しん、日本脳炎、破傷風、BCG(結核)、Hib感染症、小児の肺炎球菌感染症、ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)

今回のまとめ
★ いざというときのために、日頃からの近所付き合いが大切!
★ 親子でいろんな道を歩くことが、防災にも防犯にも有効!
★ 健康診断はパパも一緒に! 予防接種も忘れずに!

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