また、災害などに備えての非常持ち出し袋を用意しましょう。水や食品などの備蓄は、重い物もあるので、パパが主体的に準備したいものです。大災害が起こった場合、支援が来るまでの3日間を持ちこたえることが大切といわれています。もちろん、パパが独断でするのではなく、ママと必要な物を相談しながら、防災の準備を進めておきましょう。
子どもと手をつないで、我が町を歩こう
日頃から子どもと町を歩いておくことも大切です。学校の行き帰りの道や、児童館への道、子どもの行動範囲は、パパも一緒に歩きましょう。危険を感じる箇所があれば、子どもに教えてあげてください。危険を感じたときには、商店や「子ども110番の家」などに助けを求めてよいということも伝えておきましょう。
エレベーターを使うマンションに住んでいて、子どもが一人で利用することがあれば、不審者が乗り込んできたときにすぐに降りられるように、なるべく入り口の近くに乗ること、地震が起こったら全部の階のボタンを押して、止まった階ですぐに降りることも教えておきましょう。地域で防災訓練があれば、親子で積極的に参加するようにしてください。
たくさん遊び、いろいろな道を歩くこと
防災の観点からいっても、危険から逃げ、危機を乗り切るために、基礎体力は欠かせません。そのためにも、日頃からよく遊ぶこと、よく歩くことを親子共に心がけましょう。
最近では、舗装された道が多く、でこぼこした道を歩くことに慣れていない子どもが少なくありません。災害時には、足場が悪かったりする悪路を歩かなくてはならないこともあるので、遊びも兼ねて、河原や里山などに行き、多少歩きにくい道を歩いてみることをお勧めします。
悪路を歩くためには、安全な足場を確認することや、足を踏ん張ったり、自分で体のバランスを取ったりすることも必要です。場所によっては、手で何かにつかまりながら歩く練習にもなります。