東京都品川区は小学校1年生から英語教育を導入してます。なかでも、他校に先駆けて独自の英語プログラムを展開しているのが小山台小学校です。その授業風景をのぞいてきました。

「ことばを育てる」本気の小学校英語

 〝Let me try( 僕・私にやらせて)!〞 「英語好き?「だーいすき!」と声をそろえて答える子どもたち。

学校の中にはあちこちに英語の表示が。英語は学校生活の一部になっています
学校の中にはあちこちに英語の表示が。英語は学校生活の一部になっています

 ここは東京都品川区・小山台小学校。小学1年生の英語の授業をのぞくと元気な子どもたちの声が響いています。授業は担任を中心にALT(外国語指導助手)、ボランティアの3人チームで構成。授業中は、教師も子どもたちも英語のみを使います。

 公立小中学校の一貫教育を実施する品川区では、平成18年度より「英語科」の授業を小学1年生から導入。聞く・話すを中心に「実践的コミュニケーション能力の基礎を養う」ことに力を入れています。

 小山台小学校では、青山学院大学のアレン玉井光江教授が考案した物語をベースに英語を習得するメソッドを採用。「〝楽しいだけではない、本気の英語教育〞を目指しています」(小山台小学校の齋藤早苗校長)。全学年週1回、年間35コマの英語の授業や週4回の10分間英語タイムのほかに、朝の会、帰りの会、昼の放送なども英語。学校内は廊下や教室など、いたるところに英語を使った展示物があります。