組織に根付かせるために、社員の「変わりたい」という思いを引き出す
長時間労働の削減は、一定期間行えばいいものではなく、組織に根付かせることが肝心です。しかも、第三者から言われたことになんとなく従うのではなく、社員が「自発的に」取り組むことができる仕組みづくりが重要です。それには、企業の中にあるパワーをうまく機能させる必要があります。
長時間労働を削減する取り組みが、失敗するか、成功するか。その分かれ目はどこにあるのでしょうか。私はそれぞれに3つの原因があると考えています。
つまり、「内的欲求」「具体策」「組織の合意」の3つがそろって初めて、自発性と継続性を引き出し、長時間労働削減の成功へとつなげていくことができるのです。