「長時間労働の削減」で狙い通りの成果を出すために、目指したい8つのこと

 深く考えずに「長時間労働の削減」だけを達成しようとしても、モチベーションや仕事の成果が上がらないどころか、むしろ逆行してしまう危険性があることがお分かりでしょうか。長時間労働の削減を成功させるには、会社として、次の8つの方向性を目指すことが必須です。

【長時間労働削減のために、目指すべき8つの方向性】
1) 仕事ができる人ほど、本気で取り組む
2) 個々人が本質的な仕事の生産性アップに取りかかる
3) 仕事の持ち帰りや休日出勤を減らし、法令順守が徹底できる
4) 社員が早く帰り、自己研さんや異業種交流を増やすようになる
5) 協力して、みんなが定時で帰れるチームづくりを目指す
6) 期日管理を積極的に行い、顧客からの信頼を向上させる
7) 会社にいる時間を減らしても、コミュニケーション量を増加させる
8) 強化月間後も、社員が自走して、変化を加速させていく環境をつくる

 いかがでしょうか。長時間労働を削減することにより、モチベーションも仕事の成果も、チームワークも自発的に上げていくという、相乗効果のある仕組みの実現が大切なのです。

 次回は、これらをすべて叶えながら長時間労働を削減する、具体的な方法を紹介します。

(ライター/西山美紀)