初めまして! 「子育てシャベリ場!ホリプロ保育園」園長の安田美香と申します。この度、日経DUALに「ホリプロ保育園DUAL出張所」を開設させていただくことになりました。

妊娠6か月で3か月後に始まる番組のオーディションに挑戦

 「子育てシャベリ場! ホリプロ保育園」は、毎回子育てに関わる様々なゲストをお招きし、子育てについて楽しくおしゃべりする、子育てバラエティー番組です。 ニコニコ生放送・ホリプロちゃんねる(ch192)で、第1・第3木曜日、午後12:00から生配信しています!

 私自身、3歳の男の子と6か月の女の子を子育て中。夫も雑誌のデザイナーとして働いているDUAL世帯です。

 そもそも「ホリプロ保育園」を始めたのは私が育児に挫折したのがきっかけでした。

子どもができて自分がワーカホリックだということに気づきました
子どもができて自分がワーカホリックだということに気づきました

 35歳でどうしてもほしかった子どもを授かったのですが、そこで気づいたのが、仕事でしか存在価値を感じられない自分の性格。「ワーカホリック」と言いますか、仕事ができなくなるのが不安でたまらなかったのです。

 実際、妊娠6か月で、3か月後に始まるラジオ番組のオーディションを受けたこともありました。スタッフからは「なんできたの? 採用されても番組が始まるころは出産で働けないでしょう」とあきれられました。今でこそ笑い話ですが、人生の変化についていけなかったのです(実はこの番組には、出産して1年後に出演できることになりましたので、オーディションに行ったのは無駄ではなかったのですが)。

 子どもを産んでからも、子どもはかわいいし、何よりも大切な存在だと思いながらも、「でも、やっぱり仕事がしたい」。そう言うと「どうして子どもを産んだの?」と言われるので、外にはなかなか言えません。子どもを産むとこんなに変わるのかと自分でも驚きました。外部に出せないそんな戸惑いを、家にいる夫にむけて「男は変わらなくていいわよね」と悪態をついたこともあります。

 でも、そういう気持ちを言葉に出せれば変わるんじゃないか。

 同じように子育てで悩んでいる人同士でおしゃべりできれば、気持ちが楽になるのではないか。子育ても楽しくなるのではないか。そうして始めた番組がホリプロ保育園でした。

答えは出なくても、ただしゃべるだけでも

 インターネットのニコニコ生放送を選んだのも、同じ悩みを持つ人たちで、同じ土俵でおしゃべりができる番組を作りたかったからです。

 テレビを見ると、専門家が出てきて、しっかりとアドバイスがもらえる番組はあります。でもホリプロ保育園は、そうではなくて「答えは出なくてもいい」という番組です。とにかく、ただおシャベリをして、ホッと一息ついてもらえたらと考えています。それで番組が成立するかは、園長の腕次第なのですが(笑)。