まずは、妊娠中でも加入できる医療保険に入るということです。例えば、ライフネット生命の医療保険は健康状態や妊娠の経過に問題がなければ妊娠何週目でも加入することができます。また、エイ・ワン少額短期保険会社の「エブリワン」も健康状態や妊娠の経過に問題がなければ妊娠32週目までは加入できます(上記の保険はページ下段でも紹介)。妊娠専用の医療保険ではありませんから、出産後の病気の際にも利用することができます。注意点としては、どちらも正常分娩は給付の対象外ということです。

 妊娠しているけれど医療保険に加入していない場合の対策の2つ目は貯蓄で備えるという方法です。妊娠の経過に問題がある場合は、たとえ妊娠中に加入できる医療保険であったとしても、加入が難しくなります。私の場合も妊娠中期に突然トラブルがあり、医療保険に入っておきたいなと思った時には手遅れでした

 このような場合でも貯蓄で備えておけば、正常分娩、異常分娩に関わらず自由に対応することができます。私の場合、妊娠33週目に状況が好転し、正常分娩の可能性も高まってきました。このように、直前に分娩方法が決まる場合もありますし、正常分娩の予定が途中から帝王切開に変わるという場合もあります。出産は何が起きるか分からないために、何にでも備えられる貯蓄を作ることは重要です。

 ちなみに、正常分娩を保障する保険もあります。例えば、フローラル共済の「なでしこくらぶ」やまごころ少額短期保険株式会社の「新・マタニティライフ保険」などです(ページ下段でも紹介)。ただし、これらの保険で正常分娩の際に給付を受けるには、妊娠前に加入しておかないと難しいのでご注意ください。

 保険で備える注意点としては、契約で定められた給付の条件に当てはまらないとお金を受けることができないということです。また、保険会社も損をしないように保険料の計算をしていますから元を取るのは難しいものです。医療保険は貯蓄や健康保険を補うものとして考えるとよいでしょう。

■妊娠中に加入できる主な医療保険

■正常分娩でも給付が出る主な医療保険

FP花輪陽子からのアドバイス

 妊娠・出産に備えて医療保険に入るベストなタイミングとしては、妊活前、妊娠前、妊娠中で経過が順調な時期、出産後(トラブルもなく自然分娩で出産し、次の妊娠に備える)となります。トラブルが起きた後では医療保険への加入がむずかしくなるために、早めに準備・検討をしましょう。

 機会を逃して医療保険に加入できなかったという場合も、貯蓄をしっかりしておけば対応できるのでご安心ください。

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