里帰り出産で離れている時間
出産後、ママが自宅近くの病院に入院している場合は、仕事帰りに立ち寄ったりすることもできますが、里帰り出産の場合は、会いに行くのも週に1回とか、里帰り先がとても離れている場合は、出産後1か月たつのに一度しか会えていない……といったことがあるかもしれません。
この会えない時間をどう過ごすのかは、その後の子育てやママとの関係作りに大きな意味を持ちます。会えなくても、「今日はどうだった?」「体調はどう?」など、今の時代、電話はもちろん、メールやSNSなどいろいろなツールを使って連絡することができるので、「忙しくて連絡できなかった」なんて言い訳になりません。いかに、ママとコミュニケーションをとろうとしているのか、子どもの成長の様子に興味を持っているのかが、パパからの愛情のバロメーターになるといっても過言ではないでしょう。
ママも子どもの写真を送ってくれたり、ママ自身の様子を一生懸命伝えてくれたりするはずですから、そこはきちんとキャッチすることが大切です。「見たけど、返信しそびれた……」というのでは、ママはとても寂しくなります。産後のホルモンバランスの崩れによって、ママはとてもナイーブになっていることも多いので、産後は特に、ママとのコミュニケーションをきちんと取りましょう。「ママが戻ってくるまでは独身貴族!」などと、毎日飲み会続きで、ママにもほとんど連絡を入れず……なんて状態では、ママからの愛情曲線が大幅にダウンしてしまうことになるでしょう。
赤ちゃんの夜泣きに、おろおろ……
入院中は、すやすや眠ってくれることが多かった赤ちゃんも、自宅にやって来た途端、泣く回数が増えたり、なかなか眠ってくれなかったり、夜泣きしたり……ということも少なくありません。
「でも、夜眠れないと仕事に響くから、別室で寝る」というのは、できるだけ避けたいもの。もちろん、翌日に重要な案件があるなど特別な状況なら別ですが、ママも初めての夜泣きと格闘しているのですから、パパも極力一緒に頑張りましょう。ママから、「夜泣きで大変なときに、知らんぷりして寝てた」なんてことを、子どもが大きくなってからも言われるケースがあります。一緒に育てる、頑張る、乗り切る姿勢がとても大切です。
赤ちゃんが泣く理由は、おなかがすいた、お尻がぬれている、暑い、寒い、具合が悪い、抱っこしてほしいなど様々。昼間の刺激で夜泣きするということもあります。特に理由がないのに泣く場合もあります。子どもは、泣いているときに抱き上げてもらえることで、自分の欲求を満たそうとしてくれているという安心感を得ていきますから、できるだけ抱っこしてあげましょう。
ママだけが抱っこしているのは、とても大変です。パパも赤ちゃんをたくさん抱っこしましょう。最初は抱っこが苦手なパパも、回数を重ねるごとに、抱っこがうまくなっていきます。