早生まれなら「無理に0歳児クラスに入れない」という選択肢もある

Q4 おなかの子どもが早生まれになる予定です。臨月になっても保育園が決まらず、保活のことが気になって眠れないほどです。こういう場合は保活を一旦ストップしてもいいのでしょうか。

A4 保育園は最も早くても産休明けの生後57日、もしくは43日からの受け入れになります(施設によって異なります)。例えば、2月生まれの子どもを4月入園させたい場合、妊娠中の申し込みを受け付けている自治体もありますが、生後日数が足りる予定日になっていなくてはならず、また、そもそも産休明け保育をしていない保育園も多いので、間口はとても狭いと言えます。翌年4月では1歳児クラスへの入園申請になり、競争率が高くなりますから、眠れなくなる気持ちも分かります。

 ご心配の通り、早生まれの保活は色々と不利な部分があります。でも、あまり不安を募らせるのは胎教によくありません。この際、0歳児での認可入園は当てにせず、1年かけてチャンスを狙う気持ちに切り替えてはどうでしょう。もちろん「あわよくば」くらいの希望をもって申請を出しておくのはよいと思います。

 早生まれの場合、みんな同じような目に遭いますが、その後の希望がないわけではありません。

 産休明けの4月入園がだめだったら育休を取り、むしろ子どもと一緒にいられる時間が増えたことを喜びましょう。認可への申請は継続しますが(通常は6カ月有効、それを超えると再度申請が必要)、年度途中入園はチャンスが少ないことを念頭において、認証保育所などの認可外への入園も検討します。認可・認可外とも4~5月に動きがあったという報告も「保育園を考える親の会」に届いています。焦らず、待ちましょう。認可外などに入園できれば、認可の入園申請で調整指数の加点が得られます。また、認可については月齢が上がれば、受け入れ園も増えます。

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