職場への報告は、安定期に入った頃が目安

 妊娠4か月後半から妊娠5か月くらいになると「安定期」と呼ばれる時期に入ります。ということは、それ以前は、流産の可能性もある不安定な時期だったということです。おなかが大きく目立ってくるようになると、「サポートしなくちゃ」と思うものですが、実はそれまでの時期こそ大切なのです。

 安定期に入ったら、職場にも報告しておきましょう。ただし、ママのつわりが大変な場合は、上司に早めの時期から伝えておくのも一案。「妻の体調が悪いので帰ります!」と突然聞かされると、上司もびっくりしてしまいます。あらかじめ「妻が妊娠しました。体調が不安定なようなので、調子が悪い日は早めに帰らせていただくことがあるかもしれません」と伝えておけば、配慮してくれることでしょう。

 また、ママが専業主婦だったり、自分が育児休業を取らなかったりする場合でも、職場への報告は早めに済ませること。妊娠には、切迫流産(流産になりかけること)や、切迫早産(早産になりかけていること)などもあり、急に入院するという事態もあり得ます。

両親学級に積極的に参加しよう!

 母親学級や両親学級は、産院や地域の自治体、保健所などで実施されています。最近ではパパの参加を促している自治体も多くあります。地域のパパに巡り合えるチャンスでもあるので、両親学級にはぜひ参加しましょう。自治体で実施している両親学級については、広報紙やホームページなどで、情報を入手してください。

 自治体や各地のNPOなどが開講するパパスクールも増えているので、ぜひ足を運んでみましょう。ファザーリング・ジャパンでも、父親学校を2009年から開校しています。