時短勤務中でも、職場の繁忙期や仕事内容によっては残業をした方が業務をスムーズに回せることもあるかもしれません。例えば、「水曜日なら、(夫が早く帰宅して子どもを保育園に迎えに行ってもらえるので)残業は大丈夫です」など曜日を決めて、週に何度か残業デーを設けることも一案です。ただし、曜日限定の残業は自己都合での申し出に聞こえてしまうこともあるので、伝え方には気を配りましょう。

 また、時短勤務制度利用者が残業をするケースについては、残業代が出るのか、どう評価されるのかなど、会社の制度をきちんと調べておきましょう。

周囲は、「時短で給料が下がった」事実を知らないことが案外多い

 時短勤務を選択すると、企業によって異なりますが、給料はかなり減額されることがほとんどです。実は、これは上司をはじめ周囲もあまり知らないことかもしれません。もし、職場で時短勤務に理解を得られない場合、「同じくらい給料をもらっているのに、早く帰れていいな」と勘違いされているケースもあるのです。

 周囲があまり理解していないようであれば、上司にそれとなく伝えておくといいでしょう。上司との面談や、雑談の中で「復帰してみてどう?」と話す機会があったら、「無事復帰できて、みなさんにもサポート頂き、ありがたいです」とまずは周囲への感謝の気持ちを伝えます。

 その後、例えば「給料が時短でかなりダウンしてしまったので、住宅ローンも厳しいですねぇ。今までの半分までいかないですが、新入時代と同じくらいでしょうか…早く慣れて復帰できるように努力しますね」とありのままを伝えると、「え? そんなに下がったの?」と事実を知って、驚かれるかもしれません。それでも、まずは知ってもらうことに意味があります。

●まとめ●
1・時短を取ることで、周囲に不公平感がないように配慮する
2・残業してもOKな日を作れないかを検討する
3.給与などの待遇面を把握した上で働き方を考える

 次回は、実際に時短勤務の働き方を選んだ2人読者の実例を紹介します。

(ライター/西山美紀)