リクルートの「ゼクシィ」統括編集長、伊藤綾さんは5歳になる双子の男の子のママ。「定時帰りを目指す編集長」としてメディアにもよく取り上げられています。プライベートも大事にしながら働き続ける姿は本当に魅力的! 過去に専業主婦や契約社員であった時代もあり、出産時に自ら生死をさまよったりと、様々な経験をしてきた綾さんだからこそ伝えられる、重みのある言葉をたくさん聞くことができました。

インタビューを動画でご覧いただけます(約3分)

寿退社後、専業主婦を経て契約社員に!

―― 「ゼクシィ」の編集長というイメージが強いですが、新卒でリクルートに入社したわけではないんですよね。

伊藤さん(以下、敬称略) そうなんです。新卒で別の出版社に入って、1年ほど編集の仕事をした後、夫の転勤に伴って寿退社しました。その後は3年間、専業主婦をしていました。今考えると、当時は自分のキャリアのことはあまり考えていなかったように思います。

 28歳で再び転勤で東京に戻ってきたときに、リクルートの契約社員に応募しました。同じ年代の友達を見ると働いている人がたくさんいましたし、当時は子どももいなかったので、最初はアルバイト感覚で。そしてゼクシィ編集部に配属されました。あの時は1年更新・最長3年の契約だったので、「結果を出さないと」というプレッシャーがあって。だから、とにかく夜遅くまで働いていました。

―― 独身者の多い職場だと思うのですが、主婦経験がある人はどれくらいいたのですか?

伊藤 かなり少数派でしたね。私は既婚者であり、主婦の経験もあったので、生活者目線を心がけていました。「二の腕が痩せて見えるウエディングドレス」を企画したりして、徐々に「庶民派編集者」として人並みに仕事ができるようになりました。でも、正直言うと、その路線しか力を発揮する方法がなかったんです。その後、副編集長になったタイミングで正社員になり、33歳で編集長になりました。

―― 編集長として実績を出している最中での妊娠。当時はどんな気持ちでしたか?

伊藤 まさに、編集長としてバリバリやっているときに妊娠。当時は出産後も編集長を続けるなんて全く考えられませんでした。産休前は連日、夜遅くまで働いていたので……。辞めることを前提にして「もったいないね……」と言われても、「でも、契約から入って編集長までやれたし、面白い経験したなぁ」と思っていたくらいでした。「同じ仕事に戻りたい」という気持ちはなかったんです。

次ページから読める内容

  • 出産時に生死をさまよって気づいたこと
  • 復帰直後は時短勤務でも大変。眠くて眠くてたまらなかった
  • 子どもの成長に応じて、大変さは変わるもの
  • ママになった後も編集長を引き受けた理由
  • 定時勤務はハンデではなく、むしろ強みですらある
  • 「定時帰りを目指す編集長」として心がけていること
  • ダイバーシティーはママだけのものではない

続きは日経DUAL登録会員(無料)
もしくは有料会員の方がご利用いただけます。

日経DUAL会員とは?
登録会員(無料)になると以下のサービスを利用できます。
  • 登録会員限定記事
    子育て、キャリア、夫婦の連携、家計管理など、共働き家庭のニーズに応える登録会員限定記事をお読みいただけます。
  • 日経DUALメール
    日経DUALの最新記事やイベント開催情報などをお知らせするメールマガジン「日経DUALメール」をご購読いただけます。
  • 子どもの年齢別メール
    子どもの年齢別メール(未就学児、低学年、高学年)を配信します。子どもの年齢に合った新着記事やおすすめ記事をお届けします。
  • MY DUAL
    サイトトップページの「MY DUAL」の欄に、子どもの年齢に合った新着記事が表示され、最新の子育て・教育情報が格段に読みやすくなります。
  • 日経DUALフォーラム
    オンライン会議室「日経DUALフォーラム」にコメントを書き込めます。日経DUALの記事や子育て世代に関心の高いテーマについて、読者同士や編集部と意見交換できます。
  • 記事クリップ、連載フォロー
    お気に入りの記事をクリップしたり、連載をフォローしたりできます。日経DUALがさらに使いやすくなります。