美崎 紙の手帳はいつも持ち歩いて、予定は紙の手帳にまず書き入れます。その後で、iPhoneアプリに予定を転記します。そうすれば、日程調整の連絡が来たとき、紙の手帳の予定を見つつ、iPhoneのメールで予定が空いているかどうか返信できます。カレンダーとメール、2つのアプリを切り替えながら連絡するのは面倒くさいでしょう。
 ただしこの方法では、予定を入れるのは紙かアプリ、どちらがメーンなのかをあらかじめ決めておかないといけません。

美崎さんは紙の手帳とiPhoneのカレンダーアプリとを併用する
美崎さんは紙の手帳とiPhoneのカレンダーアプリとを併用する

勝倉 予定を分散させてしまうと、ごちゃごちゃになってしまうということですね。

美崎 そうです、ダブルブッキングが発生する可能性が高まりますよね。私は紙の手帳のほうをメーンにしており、miCalには入っていないデータも紙には多く記しています。
 ただし、1日の予定が始まる前までに、その日の予定はすべてアプリに転記するようにしています。そうしておけば、少なくとも今日の予定は紙の手帳を見なくても、iPhoneだけで確認することができます。

美崎 あとmiCalは、打ち合わせの予定を入れておいた場合、場所を登録しておけば、そのままiPhoneで地図を表示することもできます

――わざわざコピペしたりして地図を検索しなくてもいいんですね。

美崎 そうなんですよ。さすがに紙の手帳だと、場所は指示してくれませんからね。

勝倉 私は最近、保育園の見学申し込みを立て続けに入れてるんですが、やはりiPhoneで電話しながら紙の手帳にメモしていますね。電話を切ってから、カレンダーアプリに登録しています。「一回電話を切って予定を確認します」と言うわけにはいきませんから。

小田 電話しながらだとアプリに登録できないんですね。

勝倉 電話しながらでも一応アプリは起動できるんですが、やはりやりづらいですね。

美崎 そうなんです。実際やりづらいです。

勝倉 アプリを切り替えて予定を確認している間、相手を待たせてしまいますしね。

「あと何駅で到着するのか」がわかるアプリ

小田 私は、外出先への移動時間を調べるとき、ルート検索アプリの「NAVITIME」をよく使います。

NAVITIME
 電車・バス・飛行機・車・フェリー・徒歩を組み合わせたルート検索が行える(すべてのサービスを使うには月額400円かかる)。音声ルート案内も利用可能。レストランやレジャー施設、コンビニ、トイレなどを検索できるのも魅力だ。

美崎 会合の約束を決めた時点で、そこへ行くルートを検索しますよね。私は電車ルートを検索できる「乗換案内」を使っているのですが、これだと、ルート検索結果をカレンダーに追加できます。移動の時間も含めてカレンダーに入れておくことができ、自分が何時に駅に行かなくちゃいけないかまでカレンダーを見ればすぐ分かるというわけです。

乗換案内
 鉄道、路線バス、飛行機などを利用した経路検索ができるアプリ(無料)。運行情報を見ることもできる。トイレをはじめとした駅構内、駅周辺の施設情報が表示できるのも便利。路線図から駅を指定して検索もできる。