iPhoneを利用しているワーキングマザーは多いですが、まだまだ使いこなせていない人もいるのでは? そこで第1回目記事「仕事、PTA…書類整理はiPhoneアプリで」、第2回目記事「ワード、エクセルはiPhoneで編集できるが…」に引き続き、iPhoneの活用術に詳しい美崎栄一郎さんに、ワーママ2人が仕事活用術を聞きました。

読者の勝倉歩さん(左)、小田舞子記者(中)、美崎栄一郎さん(右)
読者の勝倉歩さん(左)、小田舞子記者(中)、美崎栄一郎さん(右)

「その日の予定」だけを一覧把握するには?

――勝倉さんは、美崎さんの本を読まれて、スケジュール管理アプリの「miCal - missing Calendar」を使っているとのことでしたね。miCalのどこがいいのでしょうか?

勝倉歩さん(以下、勝倉) 予定を色分けして入力できるのが良いですね。あと、画面に天気予報も表示されます。

 育児中の子どもが生後4カ月になり、生活リズムがついてきました。そうなると「何時に何をする」というスケジュールが決まってくるので、その予定をmiCalに入れています。

miCal - missing Calendar
 カレンダーアプリ(200円)。初期画面で、当日の予定が一覧表示されるのが特徴。7日、31日、365日表示もある。iPhoneのカレンダーと同期する。

小田舞子記者(以下、小田) 例えばどんな予定を入れますか?

勝倉 起こす時間や寝かせる時間、お風呂の時間などです。子どもを中心とした生活に合わせてアラームが鳴るように設定しています。ちなみに、子ども関連のスケジュールは青、自分の活動はオレンジ、家族共通の予定は緑というように色分けして予定を入れています。

美崎栄一郎さん(以下、美崎) miCalを起動すると最初に表示されるのが、その日の予定が一覧で見られるビューで、一日の予定を把握しやすいのがメリットです。iPadを使っている人でも、iPhone用アプリを入れて使うと見やすいですよ。

――その日の予定をひと目で把握できるスケジュールアプリというのはあまりないんですね。

美崎 私は1日の予定を確認するためにしかmiCalは使っていません。逆に週間予定などは別のカレンダーアプリを使って確認しています。

 カレンダーアプリの場合、同期する元のカレンダー情報が一緒ならば、自分が使いやすいと思うアプリを何個使っても構いません。クラウド環境に予定をすべて同期すればいいのです。私もカレンダーアプリを4〜5個使っていますが、すべてGoogleカレンダーと同期しているので、どこからでも同じ情報を利用できます。

紙の手帳の予定をスケジュールアプリに転記

小田 美崎さんは、紙の手帳は使わないのですか?

美崎 紙の手帳も使っています。

小田 それとiPhoneアプリのスケジュールとは別なのですか?