ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン(東京都中野区)は、4歳から9歳の長子を持つ母親を対象に、玩具の選び方や接し方についての調査結果を発表しました。回答者は日本に住む20歳から49歳の女性のうち、4~9歳の長子を持つ母親1200名。調査期間は2013年11月7日~11月15日です。(資料

男女で異なる玩具の選び方

 まずは玩具の選び方。玩具を購入するときに誰がどうやって選ぶのでしょうか?

 購入する玩具を最終的に決めるのは「子ども本人」という回答が多く、7割強を占めています。母親が玩具を購入するときに参考にする情報も、「実際の商品」や「インターネットショッピングサイト」を抑えて、「子どもの話」が1位となっています。親が与えたいものを選ぶというよりも、子どもの希望が強いことが分かります。

 子どもがなぜそのおもちゃを選んだのか、「購入玩具の選択理由」を聞いたところ、男女ともに5割強の回答が「好きなキャラクターのおもちゃ」だからと答えています。この傾向は、特に低年齢の子どもに顕著で、4歳児では約7割が「キャラクター」を選択理由としています。

 「購入玩具の選択理由」に関して、男児と女児で違いも見られました。例えば男児は「同じシリーズのおもちゃを集めている」という理由が女児の約2倍。一方で、女児は男児に比べると「友だちが持っている」「友だちと一緒に遊びたい」という回答が多く見られました。

図1 購入玩具の選択理由 (対象は玩具購入を子どもが決めた場合)

「同じシリーズのおもちゃを集めている」男児は女児の2倍。一方で、女児は「友達が持っている」という理由で購入した子が男児より多い(GfKの資料より)
「同じシリーズのおもちゃを集めている」男児は女児の2倍。一方で、女児は「友達が持っている」という理由で購入した子が男児より多い(GfKの資料より)

3割の家庭で「子どもがスマホやタブレットを毎日利用」

 同調査では「子どもとデジタル機器との関わり」についても調査しています。子ども達はゲーム機やスマホなどの端末をどのくらいの頻度で利用しているのでしょうか。