言葉遊びで語彙を増やす

 紙も鉛筆もなくても、知恵さえあれば言葉遊びは可能です。場所も時間も選びません。それが言葉遊びの醍醐味です。

 言葉遊びなら電話でもできますよね。子どもが起きている間に帰宅することができなくても、電話でほんの数分間、言葉遊びをするだけで、子どもはパパの存在を近くに感じることができるはずです。それだけでもほんの少し、子どもを伸ばすことにつながります。

 言葉遊びは、手軽な反面、どうしてもワンパターン化してしまうことがあります。それでは子どもの語彙は増やせませんし、すぐに飽きてしまいます。いかに使う語彙を豊富にし、子どもを喜ばすことができるか、ネタを仕込むパパの努力が求められる遊びでもあります。

早口言葉

 インターネットを調べればネタはいくらでも出てきます。楽しいだけでなく、滑舌がよくなる効果もあるとのこと。

 また、ある程度の文字数の文章を暗記しなければならないので、脳のメモリー機能を鍛えることにもなります。

しりとり

 延々と終わらないのが、忙しいパパにとってはつらいところなのですが、動物縛りとか、アニメのキャラクター縛りとかにすると、格段に難しくなります。

 また、キッチンタイマーなどを使って、3分間で警報が鳴るように設定し、警報が鳴った時点でタイマーをもっていたほうが負けなどというルールを設定するのも盛り上がります。

 しりとりという定番の言葉遊びを、どうアレンジするか。そこにもパパのセンスが問われます。

ダジャレ合戦

 パパと子どもでダジャレを言い合って、どちらが面白いか、ママに判定してもらうというのもいいでしょう。

 ダジャレのネタが尽きるまで、ダジャレを言い合う「ダジャレ・サドン・デス」もいいでしょう。

 子ども向けのダジャレ本をただ与えてもなかなか読んでもらえなかったりしますが、パパを打ち負かすというモチベーションを与えれば、ネタを仕入れたい一心で、熱心に読んでくれるはずです。そういうところから自分で本を読む習慣を身につけさせるのも一手でしょう。

 いつでもどこでも楽しい遊びを考えられるパパは、子どもからソンケーされるだけでなく、子どもの創造力や好奇心を伸ばしてあげることができます。

 「遊びのセンス自信ないなぁ」というパパにはいいお手本がいます。お子さんです。子どもがどうやって遊びを考えるのか、よく観察して、まねしてみてください。