動物なり、アニメのキャラクターなり、なんでもいいので、パパが絵を描きます。そして、「これな〜んだ?」と言って、子どもに当てさせるのです。ジェスチャーゲームみたいな要領ですね。
絵が上手なパパがやったらなんにも面白くないですけど、絵が下手なパパがやってこそ、盛り上がる遊びです。
子どもに自由に絵を描かせて、何を描いたのかヒアリングします。
公園でお友だちと遊んだという事実に基づいた話しかもしれませんし、お菓子の国みたいなファンタジーかもしれません。ヒアリングした話の内容を絵の脇に、文字で書いておきます。
1日1枚の絵を描いてもらい、3分間でヒアリング。ある程度の枚数が貯まったら、ホチキスで製本します。これでオリジナル絵本のできあがりです!ホチキスで留めずに、そのまま紙芝居にしてもいいですね。
物語を作るのが大好きな子どもになるでしょう。
例えば飛行機。上手に描こうと思うと、大人でも難しいものです。機体に対して、翼の位置、角度など、意外と描けないものです。
子どもならなおのこと。およそ飛行機には見えない代物を描くことになります。写実的とはいえません。
一般にはより写実的に見えるように、飛行機の写真を見せてそれに似せるように描くことを指導しがちだと思いますが、子どもは必ずしも写実的に描きたいわけではありません。自分のイメージで、飛行機を表現したいだけです。
「ネコを描いた」といいながら、どこが頭でどこがしっぽかもわからない絵を描くこともあるでしょう。それでもOK。それがその子のアタマの中にあるネコのイメージなのです。そう、抽象画だと思えばいいのです。
パパも一緒になって抽象画を描いてみましょう。本能の赴くままに色を塗りたくって、「これはママ!」とか「これはスカイツリー!」とか、はちゃめちゃにやっちゃえばいいのです。
そんなパパの姿を見て、「自由に表現していいんだ」とか「答えはひとつじゃないんだ」みたいなことを、子どもは学びます。