「忙しくて子どもと遊ぶ時間なんてない」と嘆くパパ。まじめすぎるんじゃないですか? 何も、海や山や遊園地までいって1日中いっしょに遊ぶ必要はないんです。公園に行く時間がなくたって、おうちの中で、しかも3分程度で、できる遊びはいっぱいあります。

 拙著『忙しいビジネスマンのための3分間育児』の中でも紹介している、「3分間でも楽しい!パパ遊びアイディア」を紹介しましょう。

子どもの遊びは自分を鍛えるトレーニング

 まず前提のお話。子どもの遊び相手になることはパパの重要な役割のひとつです。食事の世話やおむつ換えなど、大変なばかりで子どもにも嫌がられることが多い育児に比べると、遊び相手というのは「おいしいとこどり」と思われてしまうことも多いのですが、それでも大切な育児です。

 食事の世話などの「お世話系育児」は、必ず誰かがしなければ子どもは生きていけません。一方、遊び相手なんていなくても、子どもは生きていけるような気がしますよね。でも実は、誰かが遊び相手をしてあげなければ子どもは心身共に健やかには育ちません。遊び相手のような育児は、教育的な意味合いが強い「能力開発系育児」といえると思います。

 子どもは遊びを通して学びます。体力を鍛えたいときは鬼ごっこや相撲など体力を使う遊びに夢中になります。言葉に興味をもつとしりとりやかるたなど、言葉遊びに熱心になります。