パパを対象にした子育て講演会では、実際に新聞紙を使ってその場でパパたちに遊びを考えてもらいます。みんな面白いことを考えてくれます。

 定番は、筒状に丸めてチャンバラ。できるだけ細く固く剣を作ろうとすると、手先も器用になります。ただし、あんまり派手にやるとママに怒られます。

 ボール状に丸めればキャッチボールができますね。さっきの剣をもっと太くすれば、それをバットにして野球も可能です。ま、これは確実にママに怒られますけどね。

 新聞紙を丸めたボールをゴミ箱や洗濯カゴめがけてシュートすれば、バスケットボールのように遊ぶこともできます。空間認知能力がちょっぴり鍛えられるでしょう。

 そのほか、新聞紙を折り紙のように使って、兜を作るとか紙鉄砲を作るとかいうアイディアもよく発表してもらえます。

 毎日忙しくてチャンバラやキャッチボールをする体力なんてないというパパにお勧めなのは、「文字探し」です。新聞紙のどこかの面を開いて、「この中から、『わ』という字を探せ!」などとやるのです。パパと競争してもいいでしょうし、タイムトライアルにしてもいいでしょう。ルールを考えるのも遊びをクリエイトする重要な要素です。

 まだひらがなを覚えたての子どもなら、「わ」ではなくて、まんまと「れ」を指さすこともあるでしょう。そこですかさず「これは『わ』じゃなくて『れ』ですから!」と大笑いします。

 年齢が上がっていったら漢字でやってみてもいいですね。

1本のロープでも遊び方はいろいろ

 ロープが1本あったらどうでしょう。

 まずそのままなわとびができますね。

 綱引きも子どもには人気です。

 ある程度の長さがあれば、輪にして、電車ごっこなんてこともできますね。床の上に土俵をつくって、相撲を楽しむこともできます。