保育園を核にした関係づくりの始まりは「程よい距離感」がポイント

 毎日送迎で通う保育園。乳幼児にとって社会デビューの場とも言える保育園は、親同士が子ども達の成長の思い出を共有する場である分、他のネットワークに比べてコミュニケーションを取りやすい場所だとも言えます。卒園後、家族ぐるみの付き合いが長く続く場合も珍しくありません。

 そんな保育園での付き合いを楽しむ母親の一人が、弁護士秘書の河合尚子さん(38歳)。河合さんは、4歳の長男が通う保育園で、先生も参加する母親同士の集まりに出席しています。最初のきっかけは、約2年半前、保育園の先生から「今年から『ママの会』を始めます」というお便りをもらったこと。

 「参加の決め手は、『初めて行われる会だから、人間関係の変なしがらみもないかな』と思えたことでした。この適度な距離感を感じられるかどうかがポイントかもしれません。さらに、『地元の情報や子連れで行けるレストランなどの情報交換もできそうだから行ってみようかな』という気持ちもありました。楽しいことや、おいしいものが大好きなので」

 ママ会に集まってくるのは、0歳児クラスから年長クラスの親子。2カ月に一度のペースで集まり、おしゃべりをしたり、一緒に物作りをしたり、のんびり過ごすのが定番だそうです。

 「子どものエプロンやバッグを製作したこともありましたが、近所の公園スポットとか、休日の過ごし方とか、たわいもないことを話すだけで十分リフレッシュできます。また、お稽古事や年齢に応じた子どもの成長、遊び方など、色々とためになる話も聞けるうえ、クラス担任以外の先生とも話す機会が増えて、自然と知り合いが増えました。保育園の行事に行っても一人になることがなくなり、寂しくありません(笑)」

 また、保育園では「パパの会」などもあり、パパのみで独自のネットワークがつくられているそうです。

 「身の回りに何らかの機会があったら深く考えずに、まずは一度気軽に参加してみてはいかがでしょうか? 参加してみて、もし印象がよかったらそのまま続ければいいし、ちょっと合わないかもと思ったらやめればいいだけのこと。ただ漫然と待っているだけでは自分の状況は何も変わらないと思います」

(ライター/たかなし まき)