諦める前に一歩踏み込んでみる
信頼関係を構築するために自発的に動き出すと、その場に対して「何か違う」「失敗した」と感じることがあるかもしれません。「そういうときは、違和感を持った時点で、次の行動をどうするか判断をするといいですよ」と高橋さんは説明します。
「失敗してもいいと思うんです。しっくりこなかったら、そのネットワークから抜けたっていい。ただ大事なのはその後どうするのか。少し違和感を感じつつも、まだ参加への思いが残っているなら、もう一歩、自分から踏み込んでみてはいかがでしょうか」
「例えば保育園の見学なら、ただ外観や内観をちらちら見るだけでは本当の部分は見えませんよね。でも、園長先生や保育士など、園側の人と一言でも話したり、保育への思いを聞いたりすることで色々な面が見えてくると思います。ネットワークづくりもそれと同じこと。勇気を持って、一歩前に出てください」
では、もし自分で新しく場づくりを始めるときには、何に気を付ければいいのでしょうか。
「どんな場をつくりたいか、何を生み出したいか、という思いを仲間に話して、お互いの思いを共有することが大事です。さらに、お互いの状況やコミュニティーへの関わり方に対する不安なども語り合う。そうすることで思いやりのある人間関係がつくられていくと思います」
NECワーキングマザーサロン。参加費500円、生後210日以内の赤ちゃんは同伴可