Facebook投稿後2週間で40人が集まった

中央スクリーン前で熱弁を振るうのが渡部リラさん
中央スクリーン前で熱弁を振るうのが渡部リラさん

 イベント当日、定員40人のセミナーホールには大勢の働くママ&パパだけでなく、ワーママの活用を課題にする経営者や、ワーママのキャリア支援を行うママ社長、中には「子どもはまだいないけれど勉強のために」という新婚さんまで、多彩な顔ぶれが集結しました。

 会場には3~4人用のテーブルが10個配置され、参加者は順次、好きな場所に着席。コーヒーを片手になごやかに挨拶と自己紹介をするところから始まりました。

 渡部さんは中学2年生の長男、小学2年生の長女を持つワーママ。大手証券会社で総合職として勤務したのち、1996年リクルート人材センター(現リクルートキャリア)に転職。エレクトロニクス、メカニクス、ケミカル分野の工業製品技術職の人の転職をサポートするベテランキャリアアドバイザー(営業SV、業務企画なども兼任)を経て、現在はフルタイムで研修育成の仕事に携わっています。

 当日のテーマは「備えよ!常に」。反響が大きかったFacebook上の箇条書きを軸にリラさんが話し始めると、皆さん、熱心にメモを取り始めました。

 主なアジェンダは下記の通り。

・ 保育園入園の難しさと先手必勝の予約対策
・ 住む場所で子育て環境が変わること=所属する自治体により入園難易度、保育料、乳幼児助成金の中身や体制が異なること
・ リラさんお手製「3歳児未満 第1子のみの認可保育園保育料 区別一覧」リストの解説
・ 家庭内の育児を、「お世話」から「教育」に移行させる時期の見極めと難しさ
・ 「しっかりした子ども」のママと知り合いになっておく重要性
 (子どもが学校の連絡プリントを持ってこないなどモレが確認できるため)
・ 中学受験をめぐる「塾問題」(塾弁が必要な塾はワーママには不向き/誰がお迎えに行くか?問題/3年間で約250万円の塾代捻出など)
・ いかにして夫を子育てに巻き込むか(夫の育て方)
・ 対法人向けの業務だと、稼働時間がビジネスタイムだけで済むので比較的仕事が続けやすいが、対個人営業は昼夜休日なく対応が求められるという職場の実情
・ 子どもができると、仕事にアクセルを踏む時期とブレーキをかける時期がおのずから決まること
・ 自分の仕事の「勝ちパターン」の見つけ方
・ 時間と労力をカットできるものは何でも使うこと

 話の要所要所で参加者から質問が上がり、渡部さんの体験談だけでなく、質問者の体験談や経験則を参加者全員で共有することができました。