5人のママ起業家は「自分がどうやってビジネスを始めたか」「キャリアと家事をどう両立しているか」というポイントについて、英語と日本語を駆使して解説していきます。


左から、アンナマリー・ファリエさん、エミコ・ボイランさん、谷田さくらさん、田中麻里子さん、黄野いづみさん

「子どもと一緒にいられるビジネス」を大事にしたい

 アンナマリエ・ファリエさんとエミコ・ボイランさんは、0~5歳児対象のプレスクールやママのためのお菓子作り教室などを主宰する「Honey Tree Tots」を共同運営。

 お絵描きやアートワーク講師を担当するボイランさんは、上海生まれのアーティストです。大学を卒業後、イタリアで美術を学ぶ傍ら、インドで本格的にヨガと瞑想を学んだそう。母親になって子どもと接するうち、子どもの想像力や無垢な発想力が、自分の創作活動に多大なインスピレーションをもたらすことに気づいて感動。早速、小さな子どもを持つママ向けにサイトを開発し、アート教室を始めました。

 ファリエさんはプレスクールの校長を務め、お菓子作りのクラスでは講師役も担います。ファリエさんはNYにマカロン専門店を経営していた元オーナーシェフ。5歳からお菓子作りを始め、大学を卒業した後に、お菓子作りへの興味を深めました。そして、「ピエール・エルメ・パリ」でスタージュ(研修)に参加するために渡仏。

 ファリエさんがキッズとママのためのクッキング&アートワークの教室開催を思いついたのは「子どもと一緒にいてできること」を追求した結果でした。「子どもと一緒にいたい。でも自分の時間も欲しい」。この2つを両立させる手立てを考えたことが始まりだったのです。

 おかげで今は、「ママはお仕事だからあっちに行って」と子どもを仕事時間から切り離すことはないといいます。子どもに邪魔されずに済ませたい業務は、早朝4時から9時の間に手掛け、お菓子作りのレッスン中も含めて、基本的にはずっと子どもと一緒、という毎日です。