【清野さんの両立のコツ】

●「家事&育児チャート」でパパをうまく巻き込む

 普段は「パパと協力しながら無理をしないように」気を付けているという清野さん。今回のFP資格でも、パパと家事と育児を分担し、試験まで乗り切ったそうです。そのベースとなったのは、出産後、清野さんが実践してきたというパパとの関わり方から。清野さんは、常にパパが育児と家事を自分から意識して行えるよう工夫をしてきました。

 「帰宅後から寝かしつけまで、子どもの育児と必要な家事の流れをチャートにした紙を冷蔵庫に貼っていました。例えば、夕食は夕方6時半からなのですが、その時間を極力守るようにし、間に合いそうにない場合は、手作りにこだわらず、その時間で用意できるものにするなどうまく手抜きをします」

 「お風呂も時間がないときは遊ぶ時間を減らす、省ける家事はカットするなど、チャートに合わせて動いていました。今は何となくペースができてきたので臨機応変に分担し合っています」 

●ある1日のスケジュール

5:30 起床後、ベースメイクをし、カーラーで髪を巻く
5:50 自分とパパのお弁当に昨晩用意した中身を詰める
6:00 朝食準備。パパは掃除機かけが日課
6:15 大人朝食
6:30 子どもを起こす&朝ごはん&着替え
6:50 ママ着替え&歯磨き。カーラーを取って髪をセットする
7:10 家族みんなで家を出る
7:25 保育園への送りはパパに任せ、通勤電車に乗る
9:00 始業
16:00 終業、電車で移動
17:30 保育園へお迎え
18:00 帰宅。子どもにお手伝いをしてもらったり、アニメのDVDを見せたりしながら食事の支度
18:30 子どもと二人で夕食
20:00 子どもと二人で入浴
    パパが帰宅していればパパと子どもが入浴
    その間にパパの夕食の支度、翌日のお弁当の下準備をする
21:00 寝かしつけ。寝つきをよくするため、家族で近所を約30分散歩してから眠らせる
21:40 ママ入浴。その間にパパと食洗器が洗い物をする
22:30 ママ就寝

●その他のポイント

・食洗器、全自動洗濯乾燥機をフル活用。洗濯物は「ハンガーにつるして干す」→「そのまま収納する」など、手抜き家事を実践。
・圧力鍋、ルクエなどで料理時間を短縮。
・お弁当のおかずは煮物を作りだめし、週に一度は焼きそばにするなど日々調理する負担を少しでもカット。

●土日の過ごし方

・いつもは家族で過ごすことが多い。ストレスを一人でため込まないよう、月に一度、子どもをパパに預けて友人と食事などを楽しむようにしている。

(取材・文/たかなし まき)