多忙な毎日だからこそ、電車の中で勉強に集中
通勤に往復3時間 時短をしてもバタバタな毎日
普段、計2時間の時短を利用している清野さん。経理部に所属し、会社口座の一つを一人で担当しています。会社から自宅までは電車で片道1時間30分。時短制度は、清野さんにとって必要に迫られて利用したものでした。
「通勤に時間がかかるため、時短を使わないと延長保育をしても保育園のお迎えに間に合いません。だから時短勤務でも、帰宅後はバタバタ。時短制度は子どもが小学校を卒業するまで利用できるので、可能な限り活用しながら長期的に働ける方法を探っていきたいと思っています」
清野さんが時短制度を使い始めたのは、子どもが1歳になって職場復帰したときから。それから約1年半後、ファイナンシャル・プランナー(FP)2級とAFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)の資格取得を目標に勉強を始めました。
結婚前には、会社員生活と両立させながら簿記や税理士試験を受けた経験もある清野さん。「職場復帰も果たし、仕事に生かせる勉強がしたい」という思いが湧いたから、と話します。
「先を見据えたスキルアップという意味は大きいですが、子どもに自分の勉強する姿を見せたかったという思いもあります。子どもが小学生になったとき、『勉強しなさい』と言いたくないんです。子どもは親の背中を見て育つ、という言葉の通り、私の姿から『常に学び続けることの大切さ』を感じてくれたらいいなと思っています」