限られた時間で最大限のパフォーマンスを
矢野さんにとってまさに激動だった復帰後の半年間。職場では、時間の制限を強く意識することで、仕事に対する考え方や進め方を見直していきました。矢野さんは言います。
「私達チームのミッションは、潜在的なお取引先様を成約に結び付けること。ただし、1日に訪問できる数は限りがあります。それなら、訪問前の下調べを今までよりも入念にするなど、一件一件の質を上げることを大事にしようと考えるようになりました」
「時短制度を使っているからといって仕事量が減るわけでもありません。ただし、時間があるからといって数字が上がるわけでもないとも思っています。量よりも質。物理的に限られた時間の中で、いかに質の高い仕事ができるか、そこに意識を高く持って日々の業務に取り組んでいます」
「また、子どもも今は手がかかりますが、幼児期を乗り越えれば物理的な障壁は今よりもずっと低くなるはず。今さえ乗り切れればその先もこの仕事を続けられると思っています」