「ルンバ800シリーズ」は3月1日発売。アイロボットのルンバ公式オンラインストアでの販売価格は上位モデルの「ルンバ880」が7万6000円(税抜)、「ルンバ870」が6万6477円(税抜)です。ルンバ880と870の本体性能は同じで、ルンバ880には「お部屋ナビ」2台、ルンバ870には「オートバーチャルウォール」2台が付属するなど、付属品が異なっています。

 ルンバ880に付属する「お部屋ナビ」は、連続した複数の部屋を順番に掃除させる「ライトハウス機能」を利用できます。一つの部屋を最大25分掃除した後に、次の部屋に移るという仕組みです。

赤丸で囲んだ、写真奥に見えているのが「お部屋ナビ」です
赤丸で囲んだ、写真奥に見えているのが「お部屋ナビ」です

 ルンバ870に付属する「オートバーチャルウォール」は、赤外線によって部屋を区切り、ルンバを進入できないようにできるものです。ちなみに「お部屋ナビ」にはオートバーチャルウォール機能も搭載しているので、ある程度広い家を掃除させたい場合はルンバ880を選ぶといいでしょう。

 新製品といえば気になるのが、新機能です。ルンバ800シリーズは、先述のLGエレクトロニクス「HOM-BOTスクエア」やシャープ「COCOROBO RX-V200」のような分かりやすい「プラスアルファ」の特徴的な機能を搭載したのか。気になるところですが、ルンバ800シリーズにはそういう分かりやすい「新機能」は搭載されていませんでした。

 独自の人工知能と高速応答プロセス「iAdapt(アイ・アダプト)」などを従来モデルから踏襲しつつ、強力な吸引機構を新たに搭載したというのが、新製品の大きな特徴です。「掃除機」としての基本性能をアップしたということですね。

吸引力が5倍にアップし、メンテナンスフリーに!?

 ルンバ800シリーズは新開発の吸引機構「AeroForce(エアロフォース)クリーニングシステム」を搭載しました。これによって、従来モデルのルンバ700シリーズに比べて吸引力が5倍にアップしたそうです。

 このAeroForceクリーニングシステムのキモは、吸気口に配置した「AeroForceエクストラクター」です。

ルンバ800シリーズに新採用した「AeroForce(エアロフォース)クリーニングシステム」
ルンバ800シリーズに新採用した「AeroForce(エアロフォース)クリーニングシステム」

 従来はブラシを採用していましたが、ブラシが回ると大きな空気の流れが生まれ、吸い込む空気の速度が非常に低くなってしまうそうです。先日行われた発表会のために来日した、アイロボットのコリン・アングルCEOは「AeroForceエクストラクターは2つのローターの間に空気が流れるようになっており、狭い隙間を通ることで空気が加速するようになっています」と語っています。こうした新しい機構の採用が吸引力のアップにつながったとのこと。

アイロボットのコリン・アングルCEO
アイロボットのコリン・アングルCEO